自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2020/03/05
新型コロナウイルス感染拡大に伴う対応のため、敬和学園が大切にしている大きな行事の一つ「卒業生を送る会」は当初の予定を縮小して行いました。第2部では第1部卒業祝福礼拝に参列いただいた保護者の方々に退場していただき、終わるまでランチホールで待機していただきました。少し時間を取ってチャペル内の空気の入れ換えを行った後、待機していた1・2年生がチャペルに入り、3年生に気持ち良く敬和を巣立っていってもらおうと丹念に練習してきた成果を披露しました。3年生もそれに応えてメッセージを送り返し、そしてお世話になった方々へ感謝を伝えました。最後の全員でのハレルヤも素晴らしかったです。
第1部の卒業祝福礼拝について、1・2年生はきちっと参列して先輩たちが卒業証書を受け取る姿をさぞ見届けたかったことでしょう。卒業生は先輩がそうしてきたように、自分達も一人ひとりが登壇し校長先生から直接卒業証書をもらいたかっただろうし、最後の退場にしても担任の先生と握手を交わし、“花道”を通ってみんなから送り出してもらいたかったと思います。そして保護者の方々はどんなにかチャペルへ入って第2部の様子をご覧になりたかったことでしょう。寮生で遠方から駆けつけていただいた方もいらっしゃいました。敬和での最後の姿を目に焼き付けたかったことと思います。ハレルヤを生で聴きたかったと思います。関係者ではない人でもちょっと足を止めて聞きたくなるハレルヤ合唱ですから、我が子が歌う最後のハレルヤを聴きたくないはずがありません。
皆さまの思いを受け止め、様々な社会的状況を考慮し尽くし、こういった形で送る会を開催させていただきました。できなかったことを嘆くより、できたことを誇りにしたいと思います。第1部で礼拝に出席できないと知った1・2年生は自分達だけでの礼拝を先生へ直訴し、今年度2回目の体育館礼拝を実現してくれました。「一日の初めは礼拝から始める」。まさに「これぞ敬和生」という、“らしい”、素晴らしい行動だったと思います。昔と比べて敬和は変わったと言われます。しかしギリギリの判断を迫られたこの苦しい状況下で記念すべき50回目の卒業生を送る会を執り行うにあたり、敬和学園の底辺に流れる「変わらないもの」と生徒・保護者・教職員、敬和に関係する全ての人たちが繋ぐ「一体感」を具現化し共有できた、恵み多き歴史に残る一日になりました。
みんな頑張りました、お疲れ様でした。特に保護者の皆さまのご理解とご協力には感謝しきれません。ありがとうございました。素晴らしい送る会でした。とにかく開催できて良かった。神に感謝します。
50回生の皆さん、保護者の皆さん、ご卒業おめでとうございます。神様とイエス様の恵みと平和がいつまでも私たちと共にありますように。
第52回生からのメッセージ「君に届け」
第51回生からのメッセージ
「HANABI ~信じた道を歩めますように~」
第50回生からのメッセージ
「The making of our road movie」
全員合唱
「ヘンデル作曲『メサイヤ』より Hallelujah」