自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2017/07/19
7月10日月曜日、長岡市悠久山野球場で第99回全国高等学校野球選手権大会新潟大会の2回戦が行われ、本校野球部は糸魚川白嶺高校と対戦しました。
2年ぶりの初戦突破をした勢いをそのままに、何とか食らいつこうと試合に臨みます。しかし、序盤から主導権を握られ、3回には一挙4点を与えてしまいました。本校打線は相手校エースの低めを突く丁寧なピッチングの前に抑えられ、一方で相手校のシャープなスイングの前に失点を重ね6回終えて0-7と大差がつく展開となりました。大会規定によるコールド負け目前となった7回、ようやく打線に火が付きます。長打2本を含む連打で3点を奪い、裏の守備もきっちりと0に抑え、8回の攻撃を迎えます。今大会、打撃で頭を抱えていた先頭の3番酒勾のあわやホームランとも思われたライトフェンス直撃の3ベースヒットを皮切りに連打でさらに2点を追加します。8回裏の守備では、ランナーを出すものの何とか抑え、9回に望みをつなぎますが、あえなく三者凡退となり、5-7で試合終了となりました。
結果こそ残念なものになりましたが、打ち勝つ野球を目標に取り組んできたその成果は終盤の粘りに表れていたのではないでしょうか。野球未経験の選手が多く、そもそも「野球」ができるのかさえも危うかった新チーム発足当初から考えると、選手たち自らも成長を実感できることでしょう。人数が少なく、競争もなかなか生まれない、できる練習も限られる、その一方で一人ひとりの責任は大きい、という状態でも日々の練習に取り組んできた選手には頭が下がります。そのようにして日々の取り組みが作り上げたこの一戦はチームで目標に向かう難しさと喜び、夢がついえたときの悔しさ、そして野球の楽しさ、様々なものが凝縮されたものになっていたと感じます。この日の想いを胸に、3年生は新たな進路へ、1、2年生は来年へ向けて、大きく羽ばたいてくれることでしょう。
お暑い中、応援に駆けつけてくださいました、保護者の皆様、OB・OGはじめ関係者の方々、誠にありがとうございました。今後とも敬和学園高校野球部をよろしくお願いいたします。