自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2016/09/06
9月4日日曜日、新潟市西区のみどりと森の運動公園野球場で行われた、北信越高校野球大会の地区予選2回戦にて、本校野球部と佐渡総合高校が対戦しました。新チームが発足し、2ヶ月近くがたったなかでの初の公式戦となりました。
初回から連打で攻め込まれ3回までに13失点と非常に苦しい立ち上がりとなりましたが、3回裏の攻撃で打線が爆発。五番渡邊の2ランホームランを含む5連打で一挙5点をあげ、ようやくエンジンがかかったというところで、5回表の守備の最中、2アウト2,3塁の状況で雷により一時間近い中断となってしまいました。集中力が切れてしまうことが心配されましたが、それとは反対に猛烈な暑さのなかでのこの時間が、体力的に厳しい状況に置かれていた選手にとってはよい休憩時間となり、再開後、一点は失いましたが気力十分な状態で、五回裏の攻撃を迎えることとなりました。6番滝澤は2ストライクと追い込まれるも、死球で出塁し、その後、相手のミスと2番酒匂、3番髙澤のタイムリーヒットが重なり、4点を追加し14-9と最大13点差から5点差へと追い上げます。しかし追い上げもむなしく、5,6,7回と相手の追加点を許し、結果18-9大会規定による7回コールドゲームでの敗戦となってしまいました。
ヒット数では大差はないものの、自力の差、経験の差が如実に表れた試合となりました。8つのエラーと7つの四死球を与え、そして記録には残らない多くのミスを重ねた結果が、その差として数字に表れていると言えます。一方で夏休み中、「10点とられても11点とるチーム」を目標に取り組んだ打撃の強化の成果が見られ、これまで見られなかったような鋭い打球や本塁打も飛び出し、選手各々が練習によるレベルアップを感じられたのではないでしょうか。
悔しい試合とはなりましたが、試合へと臨む心構えや気持ちの準備といった精神的な面で、そして走攻守の技術的な面で数多くの課題という名の「収穫」もあった秋の大会となりました。
残暑厳しい中、球場に足を運んでいただいいた、OB・保護者をはじめ学校関係者の皆様には厚く御礼申し上げます。
敬和学園野球部監督 長谷川 朗