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野球部

2012/05/02

野球部 大会報告

 5月1日(火)に新潟市西区にある「みどりと森の運動公園野球場」で、第126回北信越地区高等学校野球新潟県大会が行われました。

 

 敬和学園の野球部は2回戦で 新潟北高校と対戦し、11-1(7回コールド)で勝利し、3回戦へ駒を進めました。

 

 敬和学園の先攻で始まった試合は初回に機動力を使って攻勢をかけていた場面で、3番高塚のライト線を襲うタイムリー3塁打が 飛び出すなどし、3点を先制するという幸先のいいスタートを切ることができました。

 しかし打撃陣は総じて北高校の先発ピッチャーの変則的なフォームから繰り出される“適当に荒れた”力のある速球と変化球のコンビネーションに翻弄され、みんな思うように芯でとらえることができませんでした。そういう意味ではストレスが溜まった試合となってしまいました。

 攻撃で良かったところは積極的な走塁ができたことです。次の塁を狙う貪欲な姿勢で相手ピッチャーに塁上からプレッシャーをかけられたことが、7安打ながら11点を得点できた要因だと思います。打てないながらもそういう時の戦い方を実践できた試合でもありました。

 

 敬和学園の先発ピッチャーは2年生の赤塚。低めに伸びる速球と緩いカーブで北高校打線に挑みました。粘り強く非常に良く投げてくれました。皆さん、赤塚君に会ったら 、声を掛けて、是非ほめてあげてください。素晴らしいピッチングでした。

 バックもよく守って赤塚を盛り上げました。頭上を襲う打球を後ろ向きのまま飛び上がって好捕したライト高塚のファインプレーを始め、飛球が押し戻されてしまうような強風の中、センター渡辺、レフト井川も危なげないプレーを見せてくれました。

 ショートの外川はイレギュラーバウンドにも動じない安定したショートゴロのさばきと、また相手2塁ランナーを塁上に釘付けにする牽制の動きを何度も何度も繰り返してくれました。本当に野球をよく知っている選手です。

 キャッチャーの坂田は決して少なくなかったショートバウンドの投球に身体を投げ出し続けました。まだ経験が浅い捕手ですが、ガッツあるプレーから気持ちが伝わってきました。

 そうした野手の頑張りでエラーはゼロで終わることができました。赤塚はきっと勇気をもらったはずです。尻上がりに調子も良くなっていったように思いました。

 

 北高校の守備のミスが目立ってしまった試合でしたが、北高校の攻撃陣はなんとかコールドゲームを逃れようと食らいついてきて、7回の裏に2死満塁まで攻め込んできた時の鬼気迫る闘志は会場にいたみんなが感じたことと思います。ヒット数だけ比べれば、敬和7安打、北高校5安打とほとんど差がない試合でした。

 

 次の3回戦は5月3日(木)五泉球場で10:00プレーボールです。対戦相手は新潟商業高校。 言わずと知れた強豪です。さぁ敬和生がまた新たな強敵に立ち向かいます。皆さん、応援よろしくお願いします。