自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2026/01/23
演劇部の卒業公演として、井伏鱒二の『山椒魚』を上演しました。
本作品は、三年生の「文学国語2」の授業で読み親しんだ作品でもあります。授業で物語を読み進めるうちに、「これ、舞台でできるんじゃない?」と、部長との何気ないひと言がきっかけでした。実は56回生は、一年次の「かふぁらもん」で山椒魚、二年次の「エールの時間」で蛙の着ぐるみを制作しており、部室にはぽつんと二体の着ぐるみが佇んでいました。そんなこれまでの経験が、思いがけず今回の舞台へとつながりました。
舞台では原作の雰囲気を大切にし、水の底に広がる岩屋の世界を表現しました。限られた舞台装置の中で、光や動き、身体の使い方を工夫しながら、岩屋の静けさや、そこで生まれるやりとりを描きました。
文学の授業で出会った『山椒魚』が演劇として立ち上がり、三年間の学びが重なって生まれた卒業公演となりました。
