自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2024/11/14
混声合唱部は11月4日(月・祝)、新潟市北区文化会館で定期演奏会であるコスモスコンサートを開催しました。
今年のテーマは「僕の歌が続く理由(わけ)」。ほぼ初心者から始まった部活での日々が、なぜここまで繋がることが出来たのか、その理由が彼らのパフォーマンスから伝わってきました。
ゴスペル曲のオープニングにより幕が上がり、誰もが知るポップス曲と躍動感のある宗教曲を組み合わせた女声合唱、平安時代の伝説的な弓の名手の物語を展開した男声合唱。そして混声合唱で両者は合流し、中島みゆきの「糸」を、ダンスと歌で織り上げて前半は終了。出会いと想いがここまでの道のりを連れてきてくれたことを想起させました。後半はミュージカル曲を披露。誰もが知るライオンキングとレミゼラブルの楽曲を幾人ものソリストを交えながら多彩な表現で演奏。その後大会曲四曲を演奏し、三年生ステージ、エンディングへと繋がっていきました。
彼らをここまで連れてきたのは先輩たちへの憧れであり、仲間との絆であり、後輩たちの支えであり、そして音楽の持つ感動や喜びの力なのです。部長挨拶の中にこのような言葉がありました。「先輩たちへの憧れという光を追い求めて始まった私たちの声楽部での日々。その旅も終わりを迎え、これからは私たち自身の輝きでこの先の人生を照らしていきます」。自分たちの個性を発揮し、仲間たちと喜びも苦しみも分かち合うことによって、気付けば彼ら自身が強い光を発するようになっていました。その光は背中を見てきた後輩たちを照らし、やがて後輩たちも憧れを胸に彼ら自身の輝きを求めて走っていくことでしょう。35回分の想いが繋がってここまでコスコンはやってきました。そしてこの先も、想いを受け継ぐ者たちによってドラマは生まれていくはずです。しかしそれはまた、別の物語。また次のステージで、皆様とお会いできることを願っております。
ここまでお支え頂きました保護者の皆様、後輩を温かく見守ってくれたOBOG、ご来場いただいたお客様と全ての関係者の皆様に深く感謝申し上げます。ありがとうございました。