進学・就職

OB・OGからのメッセージ

人生の大きな転換点

47回卒業生 阿波加 寛(同志社大学文学部哲学科 3年)

awaka47_01  私は2017年の春に敬和を卒業し、大学で哲学を学ぶ道を選びました。敬和生活の中で自分のあり方について考えること、つまり哲学の大切さに気づけたことは私の人生の大きな転換点だったと言えます。
 敬和は考える時間を与えてくれる場所だったと今になって強く感じています。毎朝の礼拝はまさに先人の言葉を聴き、自らのあり方を考える時間です。過去を振り返り、一日の過ごし方から将来まで途方もない未来に思いを馳せ、友と語り合うことが出来る環境を私は敬和で得ることが出来ました。
 思い返すと敬和への入学を決めた時は大した熟考をせず、家から逃げ出すように寮に入りました。自分を変えるためなどではなく、環境が変われば楽になれると思っていましたし、そのためなら面倒な礼拝や行事も耐える覚悟でした。そんな考えも卒業する頃には微塵も残りません。
 私が敬和に入りたいという話を両親に話した際、敬和の卒業生でもある母から「楽しいことは保証する」と背中を押してもらいました。今思えば、あれが私に考えるための機会を与えてくれた「卒業生の言葉」だったのかも知れません。awaka47_02

 

多様性の中で楽しく過ごす

40回卒業生 若槻 和徳(岡三にいがた証券株式会社 営業部)

wakatsuki40_01 私の学年はいろんな人がいました。凄く活発な人もいれば、おとなしく真面目な人もいる、県外の寮生、市内の通生。育ってきた環境も全く違い、全然タイプも違う人ばかりなのに、いじめや喧嘩もなく、楽しく敬和生活を送ることができました。多様性の中で、自然とコミュニケーション能力がつき、他者の気持ちを思いやることが出来るようになったからだと思います。
 今、思い出してみると、敬和の先生は聞き上手な先生が多いのではないかと思います。考えを押し付けるのではなく、まず生徒の話を聞き意見を引き出してくれました。そんな暖かみのある先生のお陰で自分の言葉で語ることができるようになりました。
 私の現在の仕事は営業なので、年齢、考え方、立場や職業も全く違う方々と話すことが多いです。しかし、相手の気持ちになった会話を心がけ、こちらの考えをきちんと伝えることが出来ているのは、敬和で様々なタイプや考え方を持った友人と出会い語り合ったこと、親身になって生徒のことを思ってくれる先生と出会えたことが生かされているからだと思っています。
 これからまた帰りたいと思う場所が増えていくことを楽しみに思っています。
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自分を最大限に発揮できる場所

37回卒業生 高山 唯(敬和学園高等学校  国語科教諭)

takayama37_01 人格が形成される多感な時期に私は敬和で3年間過ごしました。家から約2キロ、すぐそばにある敬和はとても身近な存在でした。
 最初は自分にないものを持っている周りの人たちをうらやましく思っていました。しかし敬和で過ごし、たくさんの出会いの中で少しずつ私も変わっていきました。そして自分の持っている賜物に出会い、人をうらやんだり、自分を卑下したりすることがなくなり“じぶんらしく”過ごせるようになっていきました。自分は自分でいいのだと素直に受け入れられるようになりました。
 敬和には「なんのために生きるのか」「自分とは何か」など、様々な問いがあります。そして本音が言い合える、辛い時に寄り添ってくれる友人や、どんな時も受け入れてくれる先生方がいます。敬和は自分を最大限に発揮できる場所でした。
 そんな敬和で今は国語科の教員として働いています。あの頃たくさんの愛をいろんな人から注がれたように、私も目の前にいる生徒と向き合い、たくさんの愛を注いでいきたいと思いながら毎日笑って過ごしています。
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