学校案内

校長挨拶

自分探し -未来のあなたに出会うために-

2016kocho

校長:小西 二巳夫

 敬和学園は創立以来48年間、「敬神愛人」を建学の精神として歩んできました。教育の柱として「小人数教育」「個人の尊重」「キリスト教に基づく人格教育」「国際的視野に立つ教育」「労作教育」「寮教育」を大切にしています。これらの教育を総合的に行うことによって、一人ひとりは確実に人間的成長をとげます。同時に国際社会の主体的一員にふさわしい人格を身につけていきます。

 敬和学園は3年間の学校生活を「自分探し」と呼んでいます。この自分探しによって、自己中心的ではなく共に生きるダイナミックさを持った人に、生きる喜びと一生学び続ける姿勢を持った人に、そして自分の使命を見出せる人に、なることができます。

 敬和学園でぜひ充実した高校生活を過ごしてください。

 

自分を探し、明日を拓こう!

ウォーリーをさがせ
 「ウォーリーをさがせ」は1987年に出版された絵本です。主人公ウォーリーはいつもトレードマークになっている赤と白のボーダーシャツにデニムのパンツというスタイルです。それに黒ぶちの丸い大きなメガネをかけ、ニット帽をかぶっています。細身で明るく笑顔を絶やしません。一見頼りなさそうに見えますが、ちょっとやそっとのことでは驚いたり怖じ気づいたりしないタフな精神の持ち主です。そして魔法使いのおじいさんから頼まれた難事件を次々に解決していきます。
 「ウォーリーをさがせ」のおもしろさの一つに、各ページにはたくさんの人たちに紛れるようにウォーリーがいて、その彼を見つけようとついつい夢中にさせられることにあると思います。この絵本には落としたものを捜して、ようやくそれを見つけた時に味わうちょっとした感動と達成感があります。

パンフレットの表紙の人々
 今年の敬和学園のパンフレットの表紙は斜め上から見た敬和学園の見取り図です。敷地内にはたくさんの生徒とおとなが描かれています。人物は適当に描かれているのではありません。登場しているのは敬和学園の教員職員と3月に卒業していった46回生です。製作者はその人物が誰なのか、じっと目を凝らしてみれば、あるいは少し拡大してみればわかるように描いているのです。校長の私もこの中にいます。そして我が家にいつからか居候をしているネコの織姫もいます。見取り図の中に自分を見つけた時は、雰囲気がうまく出ていることに感心して思わず笑ってしまいました。
 今年の学校紹介の言葉は「一人ひとりを大切にする敬和学園で、自分を探し 明日を拓こう」です。捜すと探すは同じ「さがす」でも本来の意味が違います。捜すが不明になった人や落とした物を見つけることを表す時に使うのに対して、探すは未知のもの、いまだ知らないものを見つけたり出会ったりする時に使います。敬和学園が「自分探し」を通してぜひ行ってほしいのは後者です。目には見えないけれど、人が生きていく上で大切なことがあります。

目に見えないものとの出会い
 それは自分の生き方や存在の意味とは何かを考えることです。さらに学校生活を過ごす中で、学ぶ喜びを見つけ、自分を支えてくれる存在に知り、自分もまた誰かを支える存在であることを知った人になってもらいたいのです。敬和学園にはそのための出会いの場と時間が用意されています。目に見えることがすべてではなく、むしろ見えないことの中に大切なものがあると考えるのがキリスト教です。キリスト教の学校である敬和学園は、目には見えない大切なものと出会うことによって、一人ひとりが成長し、人生が輝き、いきいきとしたものになると考えています。

あなたも自分を探してください
 見取り図に描かれている敷地や建物の中で日々展開される学校生活がどのようなものかはページをめくってもらえばわかります。登場する一人ひとりの敬和生の表情から、それがとても変化に富んでいることを感じていただけるはずです。敬和学園で「探す」ことを通して、あなたもぜひ学ぶ喜びや考える楽しさを知った人に、そして生きる力を持った人になってください。