自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2020/07/22
テスト期間に突入しています。今学期最初で最後のテストです。いつもテスト期間に突入しても「あ～！スイッチはいらない！！！」と叫んでいる人が数名見られるのですが、今回は誰もそんな言葉を口にしません。テスト1週間前に入る、その前の週末から急にみぎわっ子たちの勉強モードが最強ギアに入ったような感じです。先輩たちが集中して勉強するから１年生たちも感化されて取り組んでいます。
小菅先生と私は自習時間中、館内の消毒に回ります。スプレーボトルとタオルを持ってスイッチやドアノブなどみんなが触るところや、モップに消毒液を入れて（モップからシュッ！と直接スプレーできる最新・最強モップを使っているのです！）廊下・階段など床の消毒をしたりしています。その際には部屋で過ごすみぎわっ子に声をかけ、ひと笑いしてから次へ……なんて私たち二人にとっては楽しい時間でもあったのですが、テスト期間に入った途端、消毒タイムも一変しました。
いつも通りに消毒に回った私たちですが、ハッとしました。私たちの足音やモップやスプレーの音でさえも響き渡るほどに静まり、集中して取り組むみぎわっ子たちの姿がほぼすべての部屋で見られたからです。部屋にいるみぎわっ子に話しかけるなんて、もってのほか。いつもは遠慮のない私たちですが、この時ばかりはみぎわっ子一人一人が作っている勉強に向ける空気を切り裂かないように……と口を閉じ、なるべく音をたてないように、そして祈りながら消毒に回りました。（だからいつもパチパチ撮る写真もありません……）
やるべきことにしっかり取り組めるみぎわっ子たち。すごいなぁと改めて尊敬します。取り組みが結果につながりますように。また、なすべきことに逃げずに取り組める自分たちと出会い、自信につながりますように。
消毒に回る私たちのルーチンにさえも祈る機会が与えられていることも幸せだなぁと思わされています。
