のぞみ寮通信

めぐみ館

2020/07/13

めぐみ館 52号「チャペルのオルガンの音色に包まれて……♪」

 7月1日(水)、心待ちにしていた、入寮歓迎祝福礼拝を行うことができました。本当に嬉しい!の言葉に尽きました。2・3年生のあたたかい眼差しに見守られて、1年生達は名前を呼ばれると、大きな声で、堂々と返事をしてくれました。1か月前、最初に出会った時は、不安な表情をしていた1年生達ですが、1カ月が経った今、「はい!」というその返事には、「私は今、この敬和という場所で、のぞみ寮という場所で歩んでいる!」という力強さを感じました。

 また、礼拝が終わって寮に戻ってくると、「やっぱり敬和のオルガンの音っていい!」と話してくれためぐみっ子がいました。今回の礼拝も、賛美歌は歌えませんでした。でも、チャペルという空間で、オルガンの生演奏と共に、寮生みんなが集って礼拝を守ることは、本当に久しぶりで嬉しくなりました。一つひとつの出来事が、以前よりも心に沁みわたる毎日に、感動したり喜びを感じたりできること、本当に幸せです。

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 入寮生代表挨拶は、めぐみ館I.Wさんが堂々と、力強い挨拶をしてくれました。後輩の挨拶を聞いて、ある3年生の生徒は、「あんなに素敵な挨拶ができる後輩がいるなんて、先輩として本当に嬉しい!」と話してくれました。

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 看板を書いてくれたのは、めぐみ館2年生のS.Aさん!素敵な賜物(たまもの)を持っている生徒達がのぞみ寮にはたくさんいます。

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 礼拝のお話「 自分らしくいること 」  2年 T.T

 今日は、休校中に出会った曲を紹介します。和訳の歌詞を紹介します。

 

  評論家を色々チェックしてみるのは、やめた。

  だってそんなの時間の無駄でしょ?

  (以下省略)
 

 この歌の歌手は、ヘロイン中毒だった過去があり、壮絶な人生を歩んできました。その経験を自信に変え、人々を励ます曲を作っています。

 私は、この曲を初めて聴いた時、とても救われたような気持ちになりました。それはきっと、私が人一倍人の目を気にしてしまう性格だからだと思います。中学で部活の部長をしていた時、何をしても一部の部員から文句を言われてしまい、睨まれたりもしていました。彼女たちは私にわからない様に言っていたかもしれませんが、そういうことに限って、耳に入ってしまうもので、私はだんだんと誰かに自分の気持ちを伝えることや人の目が怖くなってしまいました。当然、自分に自信が無くなり、謙遜でもなんでもなく、本当に自分の長所なんてないと思っていました。なので、敬和を受験する際、面接練習で自分の長所を聞かれ、答えられなくて困りました。

 でも、敬和で生活しているうちに、なんとなく自分に自信が持てるようになってきた気がします。今は、ミーティングでも自分が思ったことを言えます。私はそれが嬉しくて仕方ありません。

 他人と少し違うから、他人の目が気になるからと言って自分を変える必要はない。自分らしくいればいいとよく言われますが、それはとても難しいことです。でも、敬和でならできると思います。それは、私のことを否定せず受け入れてくれるみんながいるからです。一年生のみんなにもぜひそれを感じて欲しいです。