自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2020/01/09
日々の出来事に感謝して
新しい年を迎え,気持ちを新たにしています。久しぶりに帰宅のめぐみっ子たちからは、それぞれにエネルギー補給をして来られたことが感じられうれしく思います。今年度の歩みのまとめの時となります。一人ひとりの心と体の健康が守られて過ごせるようにと祈ります。
日々生活の中に,様々な出来事が起こります。けれども,ひとつひとつの出来事の中に,神様のご計画があることを常に心に刻んでいます。どれもそのご計画の中で私たちは過ごしていることを強く感じます。
交わりの中に,出来事の中に,人と人と関わることができる寮生活の中に,豊かな恵みがあるのだと思います。ありのままに過ごせることの幸せを感じます。
「春からの新しい生活は,楽しみだけれども,めぐみ館から通いたい」と,この季節になると,口にする3年生が何人かいます。3年間の歩みの中での,交わりが豊かにあったからだと思います。「信じられる仲間に出会った」と語った卒業生がいました。彼女は,自分の感情を出そうとはしませんでした。仲間の変わらない,あたたかなやりとりが彼女の心を育んだのだと思います。いつも優しく微笑む彼女に私たちも励まされていました。私たちは一方通行ではなく,お互いに励まし合いながら,許し合いながら,感謝し合いながら生きているのだとあらためて思います。
ひとりひとりのやさしさが重なりあって,めぐみ館の雰囲気が作られていることをより深く感じます。自分のものさしで物事を考えてしまう私ですが,一つひとつの日々の出来事をじっくりと味わい,考え,めぐみっ子たち一人ひとりの幸せを願い歩んでいきたいと新しい年を迎えて,気持ちを新たにしています。2020年の年もどうぞよろしくお願いいたします。(小菅)
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★★★12月の歩みから★★★
クリスマスを迎える喜び~のぞみ寮クリスマス~
2年生が運営する初めてののぞみ寮の行事です。各委員会で毎晩ミーティング,準備を進めていました。責任を担って働く。2年生の表情は日に日に頼もしくなっていきました。
1年生は,友愛館のクリスマスの飾りつけを担当しました。1年生のチームで初めて活動しました。一人ひとりのモチベーションが異なり,思うように進まずに悩みました。「私たちに足りないのはコミュニケーション」ぶつかり合うことは怖いです。けれどもお互いの気持ちを理解し合い,一人ひとりの力を合わせて活動している姿は印象的でした。この取り組みを通して強められた関わりがこれからのチームの力となっていくことを確信し,心から応援しています。(小菅)
のぞみ寮クリスマス礼拝・お楽しみ会
のぞみ寮ハンドベル隊が結成されました。寮長先生の奥様に指導していただきながら日々練習を重ねていました。チャペルに素敵なハンドベルの音色が響きました。
講師の岡村翼さんの歌に込められたメッセージが心に温かく届き,涙があふれました。(小菅)
1年生のクリスマス製作活動
共に楽しむ時間~めぐみ館クリスマス~
3年生企画のめぐみ館クリスマス。みんなに喜んでもらえるようにと準備をしていました。段取り名人の3年生たちです。役割分担を決め密かに準備を進めてくれていました。準備の時から大盛り上がりの3年生の姿を見ながら幸せな気持ちと一人ひとりの3年間の出来事が頭をよぎりました。3年生と過ごせる時間も残りわずかなのだということをしみじみと思いつつ,共に過ごせる残された時間を大切に大切にしていきたいと思います。
めぐみ館のクリスマス当日は,寸劇あり,めぐみ館おなじみのゲームありで笑い声あふれる恵みの時でした。(小菅)
悪天候もなんのその…
ある土曜の昼すぎ。強風と雨が降る中,めぐみ館とみぎわ館を糸電話でつなごうと,3年生のKさんとMさんが実に楽しそうに準備をしていました。20メートル以上の糸で話そうとしているのですから糸は複雑に絡まります。けれども根気強く絡まりをほどいています。無事糸電話はつながり,めぐみ,みぎわを糸が渡りました.その様子を,学校見学のご家族がずっと見守っていました。「楽しいことを自分たちで見つけて楽しむって素敵ですね」うれしい言葉をかけてくださいました。2人は,悪天候の中,糸電話だけでは終わらず凧揚げにグランドへ駆けていきました。あの瞬間,糸電話,凧揚げに興じていた高校生はきっと彼女たちだけでしょう。卒業までにまた実行すると……彼女たちは計画中のようです。次はどんな楽しいことを実行するのでしょう!私もワクワクしています。