毎日の礼拝

毎日のお話

2019/10/18

與那城 初穂(聖書科)

創世記 11章5~8節  津久井やまゆり園の事件や政治家の発言など、弱い人や他と違う少数者をたたく傾向があると感じる。『茶色の朝』という物語は、すべてが茶色でなければならない、一色に染められた世界が描かれる。おかしいと気づいた時には、取り返しのつかない事になった。今日の聖書は、バベルの塔だ。違っているという事が、やり直す道だと気づかされる。皆違いがあり、話が通じない事もあるが、それだからこそ、互いを理解しようと努める。皆色が違うから、美しい模様にもなる。今、この国で起こっている事を、少し冷静になって見つめる良い機会になる事を願う。