のぞみ寮通信

めぐみ館

2019/07/25

めぐみ館 17号「一日一日の歩みに感謝して」

 一日一日の歩みに感謝して

megumi017_01 前期が終了しました。静かなめぐみ館の中で前期の歩みを一人静かに振り返っています。一つ一つの出来事にどれだけ心を込めて向き合うことが出来たかと自分に問うています。自分本位になってしまった場面がどれだけ多くあったかと反省することばかりが浮かんできますが、いつも、いつもめぐみっ子たちに励まされ、エネルギシュに過ごすことができました。。終業前の夜「めぐみ館 しゃべりば」を開きました。一人ひとりが自分の言葉で前期を振り返り語りました。言葉は異なりますが、「めぐみ館の仲間に励まされ、支えられて過ごすことが出来た」と語るめぐみっ子たちが多くいました。時にしんみりと仲間の言葉に耳を傾け、時に笑い声が響き合う恵みの時間でした。最後に1年生からのサプライズのダンスの披露がありました。2,3年生も1年生に続き貫禄な姿でダンス等の披露がありました。笑顔に包まれた時を共に過ごせる幸せをあらためて感じながら、温かな気持ちがあふれて胸がいっぱいな私です。それぞれの場所から日々のお祈りをありがとうございました。個別面談でもお話をさせていただいたこと感謝です。

 夏休み明け元気に会いましょう!!いってらっしゃい。(小菅)(↓めぐみ館しゃべりばの様子です。)

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礼拝のお話

「前を向いて歩む」 3年 K.Y

 今日は自己肯定感についてお話をしたいと思います。「自分はつまらない人間だな」「ダメな人間だな」と感じている方はどれくらいいるでしょうか?そう感じてしまうという人はこの中にもいると思います。また、そうでなくても私のように、ちょっと失敗をしただけで激しく落ち込み、自分をダメダメにいら立ってしまう方もいるかもしれません。平成27年度に行われた「高校生の生活と意識に関する調査」によると「自分はダメな人間だと思うことがある」という質問に対して、なんと「とてもそう思う」「まぁそうだと思う」と回答した日本人はとても多くなんと72.5%にも及んだそうです。同じ調査で一番低い韓国とは2倍の差があります。日本人の自己肯定感の本当に低すぎます。きっと、競争社会である日本では、人の価値を成績で判断せざるを得ないことが多く、日本独自のみんなで並んで歩くというような文化の中で、無意識に決められた価値観の枠組にから出られなくなってしまっているのではないかと感じます。絵が得意な子が漫画を描いている。そんな事より「勉強しなさい」と言われてしまうのが良い例です。その人の価値というのは誰がいい加減なものさしで測れるものではないのに……。このままでは日本人の自己肯定感はどんどん低くなり、いつでも、どんな場所に居ても、幸せを感じられることは少なくなってしまうのではないでしょうか。みんな平等に愛されながらこの世に生を受けた命です。神様は「すべての人をすばらしく、良し」とされていることを忘れてはいけません。だから良いところがない人なんているはずがないのです。みんな早く自分にあるそれぞれの賜物に気づいてほしいです。私の神様から与えられた賜物は、人のステキなところをすぐに見つけられるところにあると思います。私は要領が悪く、不器用ですが、これはテストで100点をとることが出来るのと同等の賜物であると思います。きっとそういう人間がこの社会には必要なはずです。

 私が伝えたいのは、みんな自分に自信を持って日々を生活してほしいということです。そのように自信を持ちながら生活をするときっと行動も変わり積極的になることが出来るのではないでしょうか。これは皆さんに訴えているというよりは、自分に言い聞かせたいと思っていることです。もっと自分を好きになり、ネガティブを克服したいです。サックスを吹く時も臆病になり失敗を恐れた時より、楽しい、いけると思った時の方が音も大きくなるし、うまくいくのです。

 みなさんの中にも私のように「自分のだめさ」に泣くような人がいたら、それはとても無駄で必要のないことなのだと信じ前を向いて笑っていってほしいと思います。(前期最後の夕礼拝のお話から)

 

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  ⇓  終業日の朝。いつもの朝より笑顔いっぱい。足取りも軽やかです。

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