敬和の学園生活

日常の風景

2019/02/13

進路デイズ

 2月6(水)~7日(木)、2年生である50回生がそれぞれの進路を考える「進路デイズ」が行われました。
 1日目の1時間目は敬和学園大学アワーとして、敬和学園大学の入試担当者や在学中の大学生が実際の大学生活について話をしてくれました。
 下記の写真は2時間目の「49回生の先輩の話」の様子です。すでに進路が決まっている3年生の代表が自分の体験を2年生の前で話してくれました。実際に失敗した体験やそこから生まれたアドバイス等、“生”の声を後輩のために真剣に届けてくれました。たった一つ年上の先輩が毅然と語る姿は50回生には随分大人に見えたことでしょう。進路決断の時は迫っています。
 3時間目は「自己を見つめ、進路意識をもつ」をテーマに講師の先生による講演と、自分が生まれてから17歳までの自分を思い出し、折れ線グラフを作ってみるというワークショップに取り組みました。
 少数ではありましたが保護者の方々も参加されたこの進路デイズを一つのきっかけとして、ご家庭で卒業後の進路について話す機会をもっていただけたらと願います。一人ひとりがより良い選択ができるように今後もサポートしていきます。

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「49回生の先輩の話」特別指定校推薦/敬和学園大学   Kさん

 私が敬和学園大学に進学を決めたのは去年の夏前頃です。私は元々敬和学園大学に進学するつもりはなく、東京の方の大学に進もうと考えていました。しかし東京の方への進学はあきらめざるを得ませんでした。勉強をおろそかにすることなく、バイトをして、毎日を健康に過ごすことができるのか、という母からの問いかけに絶対に大丈夫だとは言えませんでした。母の心配はもっともで、私自身、全てを初めての環境でこなしていけるのか自信はありませんでした。加えて、本当にその大学じゃないとダメなのか、その勉強は本当に自分がやりたいことなのか、と自分自身分からなくなってしまったのです。

 よく自分のやりたいことをやるのが一番だと言いますし、実際、その通りだと思います。ですが進路を決めて、その先に進むためにはたくさんの人の手助けが必要ですし、たくさんお金がかかります。自分の意志だけでは決めることが難しいのが現状です。しかも周りの人はいろいろ言ってくるにも関わらず、決めるのは自分なので何かあったときその責任を負うのも自分です。ベストなのは、自分のやりたいことができる環境で、なおかつ周りの人も賛成してくれる進路選択ですが、それはとても難しいことです。ではどうすればいいのか。大事なのは「知る」こと、そして「話す」こと。そして「どこで学ぶか」ではなく「何をどう学ぶか」です。自分が何をしたいのかをまずはよく考えて、それにあたりお金がどのくらいかかるのかなどをきちんと把握したうえで、その情報を保護者の方と共有してください。そしてぶつかってでも自分の意見を聞いてもらいましょう。もし反対されても自分の気持ちを分かってくれないと悲観的にならないようにしてください。何の意味も理由もなく反対することはありません。必ず理由があるはずです。

 敬和学園大学では英語をもっと本格的に学ぶことができ、留学制度も整っている。それに加えて私は特待生として推薦していただき、合格することができたため、免除された授業料を留学の資金に充てることができるというのも大きなメリットだと思いました。もう一度言いますが、進路を選ぶにあたって大切なのは「どこで学ぶか」ではなく「何をどう学ぶか」です。周りからの評判だとか、友達から馬鹿にされるだとか考えているようでは、どこに行ったって同じです。

 まずは自分がやりたいことは何なのか、一度考えてみてください。何気ないことでも少し深く考えてみるだけでより興味を惹かれるということがあります。勉強でもバイトでも趣味の中でも何でもいいと思います。そして見つけたやりたいことは将来の仕事にしたいと思うか、または仕事にこれからの人生に役立てたいと思うか考えてみてください。その結果進路が決まったら、後悔しないように準備をしましょう。進路は決まってからが本番です。成績も大事だし、受験もあります。日々の勉強はもちろんですが、小論文があるところではその対策も必要ですし、面接も練習が必要です。三年生になると毎日がとても忙しいです。まだ二年生の今のうちにできることはやり始めたほうがいいと思います。時間が過ぎるのはあっという間です。面接練習や小論文の添削などは先生に頼まないといけません。受験目前になっていざやろうと思っても、先生も忙しいので都合がつかなかったり、ほかの人が先に予約をしていたりと慌てることになります。できることはできるときにやることが大事になってきます。面倒だからと後回しになんてできなくなるときがもう間近まで迫っています。