自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2018/09/11
菜めし・イカカツ・ボテトサラダ・けんちん汁・牛乳・ミニ鯛焼
6月の大阪北部地震、7月の西日本豪雨、8月の日本列島の酷暑、9月の関西方面の台風被害と先日の北海道胆振東部地震。天災が立て続けに続く。改めて被災された地域の皆様とそこにつながる皆様へお見舞い申し上げます。遠い新潟から、些少ながら神様から頂いた一部をお返しし、御用のため用いてくださるよう祈りを合わせます。
ランチホールでは爽やかな秋の涼風が吹きぬけ、生徒たちのにぎやかな声が響いている。ランチタイムに返却された牛乳瓶を並べ始めて随分たつが、じっと生徒の様子を観察していると、面白い発見がある。分かりやすい例としては、気温が下がってくると牛乳の出る量が鈍る。代わりに汁物のおかわりの列が伸び始める。今日のけんちん汁も人気だった。
5月連休明けから夏にかけて、女子の残食の量が増える。フェスティバル、その後の薄着の季節をにらんでの切実な対処であろう。男子が冷たいデザートを奪い合うのは夏季限定の風物だし、月に数回あるカレーのおかわりの列には教員も並ぶのは当たり前。実は目立たないがピリッと辛い坦々スープも隠れた人気メニューである。
しかし、残念なことに最近ランチホールのマナーが悪い。きっと当たり前のように食事が提供されることに慣れきっているのだろう。お金さえ払えばと言う拝金主義も背景にある。誰かが作り、獲ってきてくださった食材を、運び、加工し、調理する。多くの人の不断の労力の上に今日のランチはある。温かな食事へ感謝せねばならぬ。今なお困難な中にある被災された皆さんのことを思い、祈りと感謝を「いただきます」にこめたいと思う。
（Ｓ・Ｋ）
