毎日の礼拝

毎日のお話

2018/07/04

與那城 初穂(聖書科)

エレミヤ書 6章13~14節  丸木美術館で、原爆の図を見た事がある。「米兵捕虜の死」では、原爆の前には敵も味方もないと感じた。また、「からす」は、チマチョゴリの遺体にカラスが寄ってきている絵だ。ここでは、遺体さえも差別の対象だ。以前は、教科書に掲載されていた絵も、今は残酷だからと載せられていない。実にむごいやり方で人生が奪われた事実から、目を背けてはならない。今日の聖書は、エレミヤの嘆きだ。耳に心地いい事だけ聞いていては、判断を誤る。事実を学び、その上で選ぶべき道が見えてくる。