自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2018/01/23
菜めし・豚肉生姜焼・茎ワカメのサラダ・味噌汁・牛乳・マスカットゼリー
関東に大雪警報が出たと聞き積雪を調べたら10センチだと言う。「ふんっ、たった10センチで大混乱とは情けないのぉ」と雪国優位目線で語ったら、妻から関東の人は雪に慣れていないのだから、偉そうに言わないの、と諭されたのが昨晩のことである。
かつて新潟県出身の首相が「列島改造論」なるものの中で、三国山脈を削り取り平地となせば、新潟の雪は関東に行く。もはや裏日本とは言わせない、と声高らかに宣言していた。ちなみに削った土は越佐海峡を埋め立て、佐渡と新潟を陸続きにするという夢のようなお話であった。
耐雪とか克雪とかいう語がはやった時期もあったが、現在はこの貴重な資源を上手く利用しない手はないだろうという発想に変わっている。大きなサーバーを冷却するのに雪を用いると約4割も節電できるとか、雪室で低温（定温）貯蔵した酒や食物がブランド化されるなどは利雪、親雪の例であろう。
思えば幼少期、雪が嫌だなと思ったことはなかった。降るのが待ち遠しく、積もると小高い地蔵堂の裏手で暗くなるまでミニスキーで滑って遊んでいた。学校に履いていったこともあった。いつしか大人になり、除雪や通勤の苦労が雪を遠ざけていたが、もともと雪国人は雪との付き合いが上手いのである。気を取り直し、今晩からの寒波に備えようと、豚肉をほおばりながら思うのである。
(S.K)
（ちなみに文中のミニスキーがこちらになります。近所の駄菓子屋で購入し、長靴にベルトで固定したらＯＫ。ベルトがすぐ切れるんだ、これが。）
