今日のランチ

今日のランチ

2018/01/10

今日のランチ(2018.1.10)

ワカメごはん・エビフライ・ポテトサラダ・味噌汁・牛乳・バナナ

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 この年末年始、久々に実家に帰り家族と話をしていて改めて思った。ごはんの記憶は頭にも心にも残り続ける、ということを。刻まれているというよりは、なんというか染み付いているという感覚。家族との会話中「○○に行ったときにさぁ」と思い出を振り返る父や母に対して、たいてい私と姉は「あ、□□食べたところ?」と返す。その場所で見た特別なはずの景色や経験よりも、そこで食べたものによって私は一瞬にしてその瞬間に引き戻される。映画や本も同じで、作品の中に出てきた美味しそうなものを思い出すことで、お話の内容がよみがえってくることもある。あのシナモンロールとか、あのコーンブレッド(焼いたベーコンの肉汁つき)とか、あの永遠の憧れ、大きなカステラとか。

 休みが明け、あっという間に通常業務に戻った。部活の昼練を終えて、久々に生徒たちと一緒にランチの席に着いた。バナナについているシールひとつで盛り上がり、隣のテーブルに座る先生のポテトサラダの量で盛り上がり、エビフライに対する突っ込みどころの多い持論を聞いては盛り上がり、ほうれん草を白菜と間違えては盛り上がり。この毎日頂いているランチは、彼女たちにとって幸せな記憶として残っていくんだろうな、なんてことを考えていた。

 2018年も、どうぞよろしくお願い致します。美味しい幸せが増えていくことを楽しみにしています。

(M.A)