自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2017/11/28
ごはん（ふりかけ）・酢豚・中華スープ・牛乳・杏仁寒天
「熱盛（あつもり）」というポスターがランチホールに張ってある。何かと思ってみると小さく「熱（く）盛（りあがろう）」とあった。寮の新行事委員のテーマのようだ。この「熱盛」、もともとテレビの報道番組から出た言葉だ。スポーツコーナーでプロ野球結果の際に、その日のゲームを盛り上げたプレーに「熱盛ィィー」と叫びながらロゴが画面上に演出されるというものだ。
敬和学園高校と大学は先週25日（土）に合同の研修会を行った。相互理解を超えて、教育理念、実践、共働を目指す研修である。そこに本校卒業生で、現在は関西の某大学でチャプレンをされている先生をお招きしてお話を伺ったのだが、このお話がまさに「熱盛」であった。
毎日礼拝の案内ポスターを学食に張る。全教授に礼拝のお話を依頼する。礼拝の参加者を一人でも多く、キリスト教に触れるきっかけを作りたい。悲痛な思いで眉間にしわ寄せて取り組んでいるのではない。楽しんでいるのだ。「ニコニコしてやってたら、掲示を見た掃除のオバチャンが『この言葉ええねぇ、キリストはよう分からんけど。』と言ってくれはって」「自分が楽しそうにしてないと誰もチャペルに来てくれないでしょ。」
時には笑い、時には涙のお話は予定の時間を超えて続き、私たちは語る言葉に魅きつけてられていた。「熱苦しい」から「熱盛」へ。宗教主任からチャプレンへと転身した、少し角の取れた先生は、私たちの背中を「頑張りなはれや」と押してくれていた。
（Ｓ・Ｋ）
