毎日の礼拝

毎日のお話

2017/11/16

佐藤 健一郎(教頭)

ヨハネの黙示録 2章9~11節 先月発覚した座間の事件で私が考えた事を3点述べたい。まず、ネットを介した、顔の見えないコミュニケーションの危険性だ。次いで、報道のありかただ。被害者情報が報道され、知る権利と倫理観、権力の不当な介入について考えさせられた。最後に、生きる事と死ぬ事の意味についてだ。バーチャルな世界では簡単に死が扱われて、命を取引の材料にしている。私達は命を受け渡すものであるという事を、見失っている。事件の残忍な部分だけに目を向けるのではなく、その本質を見つめ、辛く難しい作業を厭わない姿勢が求められている。