毎日の礼拝

毎日のお話

2017/09/29

中山 希祐(数学科)

コリントの信徒への手紙 Ⅱ 12章9~10節 ある動物実験では、子供時代を長くする事で、人間社会に適応できるキツネになったという。人間も長い子供時代のため、野生で生きるのには無力だが、そのおかげで社交的な心で様々な事に興味を持ち、柔軟な思考で学ぶ事ができると考えられる。子供時代の弱さがあるからこそ、人間は様々な事を学び、複雑な事を考えながら生きる事ができるようになった。人間は大自然の中で、一人で生きる事のできない弱さの代わりに、社会を形成し知恵を使う事で命を紡いでいる。