毎日の礼拝

毎日のお話

2017/04/21

澤野 恩(寮務教師)

コリントの信徒への手紙 Ⅱ 12章9~10節 先日、母校の柔道の恩師の退任式に参加した。教え子が多く集まるパーティーの最中、恩師は私を指名し、柔道で何を学んだのか質問した。私は、「一生懸命練習して強くなろうとして、弱いという事に気が付きました。今はその弱さを大事にしながら生きています」と答えた。私の恩師は、いつも厳しく褒められた事もなかったが、初めて感謝の言葉を言ってくれた。彼がその意味を理解してくれ、それは正しい答えだったのだと確信した。今日の聖句の私は弱い時にこそ強い。私は今後も、この生き方を大事にしていきたい。