敬和の学園生活

日常の風景

2014/07/29

2014海外教室Newsletter④

海外教室News l e t t e r④ Jul y 24・25, 2014
 24 日はSan Francisco に行ってきました。Orangevale からはバスで2時間半程かかるため、朝はいつもより早い集合。眠い目をこすりつつ、有名な観光地に行くわくわく感を胸にRayna先生の家を出発しました。到着間近というところで深い霧の中にGolden Gate Bridge が見え、生徒たちのテンションが上がります。しかしバスを降りてすぐ生徒たちが怪訝な顔をし、私にこう言いました。「全然寒くないじゃん。先生の嘘つき!」・・・。そうなのです。寒いはずのSan Francisco が暑い!先日の雨に続き、またもや不敗神話が崩れた瞬間でした(涙)。風が強いので、私自身は橋の上を歩くときにはパーカーが必要でしたが、ほとんどの生徒が持ってきた長袖の服を腰に巻いていました。また深かった霧もすぐに晴れて快晴となり、すばらしい天候の中で橋からの景色を楽しむことができました。

 橋を見た後は昼食も兼ねて街中へ。Union Square という場所を集合場所にし、約2 時間の自由時間をもらいました。アメリカに着いてからずっと肉を食べ続けている生徒が多く、「絶対に日本食を食べてやる!」と意気込んで散って行きました。後から聞いた話によると男子は全員中華を、女子はうどんを食べたりしたそうです。

 自由時間の後はケーブルカーに乗ってLombard Street(急斜面のクネクネ道)を目指しました。生徒たちは急斜面のすごさにも驚いていましたが、そこから眼下に広がる街や海の景色にも「すごく綺麗!!」とうっとりしていました。そしてそのまま歩いてこの日の最終目的地であるFisherman’s Wharf のPier 39 へ。またここでも3 時間の自由時間をもらい、家族や友人へのお土産を買ったり海を眺めたりゆっくり過ごしました。私のここでのおすすめは、何と言ってもクラムチャウダー。しかも大きな丸いパンをくり抜いてその中にスープを入れたものです。その話を聞いて「食べたい!バスに乗る直前に買おう。」(この日の夕食は帰りのバスの中でした)と、ほとんどの生徒が紹介した店に30 分程前から集まってきました。中には「熱々で食べたいから。」と時間ギリギリまで待ってから買う人もいて(私自身もそうでした)、その真剣さに思わず笑ってしまいました。


 バスに戻り、クラムチャウダーを買った人たちが一斉に蓋を開けるとバス内がおいしい香りでいっぱいになります。そして食べる前から「あーこれ絶対うまい。」と鼻で味わい、ふーふーパクっと口に頬張ります。すると大きな声で「うまーーーい!!」と大合唱。この嬉しそうな顔と声に私の歩き疲れた体と心がふんわりと軽くなりました。生徒たちもその温かくおいしいスープに癒されたことでしょう。その証拠に、帰りのバス内は疲れを微塵も感じさせない笑い声がずっと響いていました。

 

 25 日はいつものように朝から学校に集まりました。私が到着すると、カバンは置いてあるのにその人数分の生徒の姿が明らかに見えない。「なぜ?もしかして・・・。」と思いつつ体育館に行ってみると、朝からバスケやサッカーを楽しむ日本人の姿。前日は夜10 時にSanFrancisco から戻ってきて皆疲れているはずなのに、「体を動かし足りない。」と遊んでいました。そんな生徒たちにRayna先生は「そんなにactivity がしたいなら」と、小学校に来ていたこちらの子供たちと折り紙で遊ぶ時間をくださいました。小さいグループに分かれ、それぞれが頭をフル回転させて一生懸命教えました。もちろん子供たちは喜んでくれ、生徒たちも満足できたようです。お昼は各Family がそれぞれのバックグラウンドに関係した食べ物を持ってきてくれ、皆初めての物に戸惑いつつ一緒に食べました。今週末はまたそれぞれがファミリーと過ごします。どんな思い出をつくって月曜日に報告してくれるのか楽しみです。