毎日の礼拝

毎日のお話

2021/03/16

井上 哲郎(カウンセラー)

マタイによる福音書 26章6~10節  10年前、気仙沼の中学校で、震災によって11日遅れの卒業式が行われた。テレビで見た、その時の卒業生代表の言葉が忘れられない。大変な被害に遭った地区だが、生かされた者として、強くたくましく助け合って生きていくとの決意が述べられていた。今日の聖書にある命のはかなさと共に、今生かされている事を感じている。私はこれまで、大切な人を何人も亡くした。亡くなってからも、生きていた事実とその存在の大きさに勇気づけられている。与えられた日々を大切に過ごしたい。