のぞみ寮通信

大望館

2021/03/17

大望館通信 第286号 「早天祈祷会」

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 コロナ対策で教会の礼拝へ出掛けることが出来ない寮生のために、日本基督教団新潟教会 長倉牧師・神崎牧師が協力してくださっています。毎週日曜に新潟教会の礼拝を配信し、友愛館にて生中継で映して寮生と共に礼拝を守っています。礼拝の牧会祈祷の中でも敬和学園のぞみ寮生のために祈ってくださり、いつも心温まるひとときを過ごしています。そこに毎週欠かさず参加してくれるI・K君(1年)からこんな言葉を掛けられました。「大望館でも祈祷会をしたいです。」礼拝を大切にしてくれる彼からその言葉を聞いて、動かずにはいられませんでした。

 2月19日(金)朝6時30分、大望館で初めての早天祈祷会を開催しました。集まったのはI・K君(1年)とU・K君(1年)でした。コロナ対策のため発声出来ないので讃美歌を聴き、聖書を読み、メッセージを聴いて、ひとりずつお祈りをして、最後に主の祈りを全員で唱える。そのあとにコーヒーを飲んで少しまったりする。共に祈りを合わせて、心落ち着く一日の始まりを迎えられたことに幸せを感じました。

 メッセージをどうするか、悩んだ末にインターネットに上がっているメッセージを聴くことにしました。「それならやっぱりあの先生のメッセージが聴きたい」と思い、選んだのは関西学院大学社会学部 打樋啓史(うてびけいじ)教授です。私が大学時代に大変お世話になって今も親交があり、心から尊敬している先生です。ユーモアと知識に富んだメッセージに胸が熱くなりました。

 早天祈祷会に変化が起きたのは3月5日(金)でした。I・K君(1年)とU・K君(1年)に加えて、S・K君(2年)S・R君(1年)G・H君(1年)も参加してくれて、さらに東寮長も来てくれました。さらに翌週はN・T君(1年)も加わってくれました。お祈りの言葉も「友達の悩みを聴き、力になりたい。進級へ向けて頑張りたいから力付けてほしい」など多種多様でした。

 たった3名で始めたことにどんどん仲間が加わっていく経験がこんなにも嬉しいものだとは思いませんでした。しかも、それが誰かのために祈り、自分のために祈ってくれる仲間がいることに気付く時間になっています。ひとり一人の力強い言葉を聴き「祈りは力であること」を感じ、大望館でこんなひとときを過ごせることに感動しています。早天祈祷会での祈りが大望館全体に広がり、大望生ひとり一人の成長へ繋がっていくと信じています。