のぞみ寮通信

のぞみ通信

2021/03/11

今週ののぞみ寮 第162号「さあ、最後のテスト」

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聖句

何よりもまず、心を込めて愛し合いなさい。愛は多くの罪を覆うからです。

(ペテロの手紙一 4章8節)

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<全体礼拝の様子>

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「今週の全体礼拝」

 先週、今週と日曜日の全体礼拝では各館の寮生がお話ししました。大勢の前で緊張した面持ちでしたが、それがまたいい味がでていて、聞いてる私たちも話を聞きながら心の中で、「頑張れー」と応援しました。それぞれ生活の中で感じたことをお話ししてくれました。話を聞いていた寮生も自分たちの仲間が前でお話している姿はいい刺激になったはずです。今週は、大望館とみぎわ館の寮生のお話を紹介します。

 

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「目標を持って努力していきたい」 大望館 K.T

 私には憧れの先輩がいます。それは50回生H.Sさんです。Sさんの努力している姿をそばで見ていて「本当に凄い!」と思ったこと、高校生ながらベンチプレスを115kg上げていることに本当に憧れました。

 私は今年度の目標を考えました。勉強面では、なるべく赤点を取らないことです。冬休み前までは授業をサボりまくってひどい成績を取ってしまったので、挽回しようと思っています。それと、とにかくラグビーと筋トレを頑張りたいと思いました。相手高校の選手をぶっ潰すイメージでタックルに行ったり、自らボールを持ってトライを狙ったりしたいと思います。また、ラグビーという競技は筋トレも重要です。ラガーマンにおいて筋トレをしないということは「どうぞぶちのめしてください」と言っていることと同じだと思っています。だから、私はラグビーの一環として筋トレをしています。ラグビー部の中で、私は相当努力していると思います。「1年の時にそばで見ていたSさんのように自分はなれているのか?」と考えた時に、どんどん追いつきつつあるのではないかと思っています。まだ至らない部分はありますが、私は最初ベンチプレス50kgしか上げられず、最終的に115kgを上げているSさんを何か遠い存在のように思っていましたが、部活の時間に自らの身体をいじめ抜いた結果、私は今ベンチプレスを107.5kg上げるまでになりました。あとSさんまでもう少しのところまで来ました。まだまだ伸びしろがあると思うので、これからも可能性を広げていきたいです。憧れの先輩に追いつくために、これからも努力を忘れずに頑張りたいと思います。それと、目標を常に持って頑張りたいと思います。

 みなさんは目標を持っていますか?持っていない人は絶対に持ったほうがいいと思います。目標を持つことによってモチベーションが上がり、その目標に向かって頑張ろうと思えるのです。そういった意味でも寮生活において先輩と後輩が関わるということは、後輩にとっても良い刺激になると思います。関わるうちに憧れの先輩を見つけられると思うからです。私は大望館に幸いにもライバルと言える人がいるので、とても良い刺激になります。本当に有り難いと思っています。

 最後にみなさんに伝えたいことがあります。生きているうちは目標を持つということです。ラグビーだけじゃなくて勉強でも何でもいいと思います。そうすれば有意義な敬和生活を送れるでしょう。

 

 

「平和を保つことは、自分自身を見つめ直すこと」 みぎわ館2年 Y.K

 こうして皆さんの前でお話をさせていただく機会を持てて感謝します。と言っても実は多くの人の前で何かを話すことは、すごく苦手で話そうと思っても緊張で声が震えてしまう私でした。でも、こういう一つのチャレンジが、自分を成長させるきっかけになると思うようになってきました。

 皆さんは「戦争と平和」という言葉を聞いて、何を感じますか?戦争と聞くと、常に「死」と隣り合わせの怖い世界。そしてたくさんの人々の命が一瞬にして奪われる恐ろしいもの。そして何より戦争の始まりは、何かのきっかけから意見のすれ違いで起きるものだと私は思います。だからこそ戦争のない平和な世界でありたいと私は思います。そう思うと、戦争の起こるメカニズムと私たちが日々よくする「他者とのすれ違い」の始まり方は似ている気がします。戦争という大きいものではなくても、私たちの日々の中ですれ違いは多く起こります。戦争の存在は、私たちにとって遠く感じられるかもしれませんが、以外と近いかもしれません。そして戦争が起きないだけを平和とは言えません。私たちひとり一人が考える平和があります。友だちとたわいもなくしゃべることが平和だったり、今日という日を生きられたこと、頑張ることができたことに平和を感じたり、学校や仕事場に毎日行けることが平和だったり、本当に様々です。また心の平和を保つこともとても大事です。今こうしてこの場で礼拝が守られていることもつまり、当たり前ではないということです。そんな感じで色々と考えた時なんとなく過ぎていく毎日をどう思いますか?世界では、生きたくても生きることができなかった人がたくさんいます。「世界の年間死亡者数に基づくと、1秒に約2人の人がどこかで亡くなっている」という記事を読んだことがあります。

 私たちは、ただただ同じような毎日を過ごしているように見えますが、これはかけがえのない時間であり、今日を当たり前のような感覚で過ごせていることはこの上ない幸せなことだと思います。そして、毎日は誰かがあなたに寄り添ってくれているからこそ彩られる日々であり、それがあって成り立っているのだと思います。人生を豊かにしてくれる鍵は、人との関わりだと思います。人は、いつまで生きることができるか分からないし、いつまでこんな日々が続くのかも分かりません。だからこそ悔いのないように歩んでいかないといけないのです。当たり前に感謝することは、何歳になっても忘れてはいけないです。

 こんな言葉を耳にしたことはありませんか?「明日死ぬかのように今日を生きよ」これはガンジーの名言です。何が起きてもおかしくない世の中です。そんな毎日の中で何か自分のために出来ること、誰かのために何かをするということ、いつもより少し多めにしてみませんか?すれ違っていたあの子、あの人にちゃんと伝えてみませんか?

 平和を保つことは、まず自分自身を見つめ直すことです。自分が変わることにより、その後の日々を今まで以上に豊かに、そして充実したものに必ずできます。ちなみに、私自身を変える大切さに気づかせてくれたのは、大切な友だちの存在でした。

 気持ちを伝えずに、心に秘めたままにして明日死ぬとなったら後悔しませんか?今自分に出来ることは何か。その何かを大切にして、毎日を大切に過ごしてほしいです。人に動かされる自分ではなく、誰かのために自分の時間を費やし、たくさんの人から愛される皆さんであってほしいです。もちろん、私もそんな人になれるように、歩んでいきたいです。

 

 

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<友愛館での勉強の様子>

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「さあ、最後のテスト」

 今週から第5定期テストが始まります。2020年度最後のテストということもあり、普段よりもピリピリとした緊張感が漂っているように感じられます。小菅先生が写真を撮ろうとするも「なんだか、彼らの邪魔になりそうで……」と写真を撮ることをためらってしまうぐらい彼らの本気が、勉強している姿からにじみ出ています。私は、そんな事お構いなしに撮影してしまったのでなんだか申し訳ない気持ちになりました。

 まもなく、春休みです。首都圏の緊急事態宣言の解除とはいきませんでしたが、先月に比べ感染者数が減少傾向にあるということは、何よりです。まずは、無事にテストを乗り切り、春休み少しでも安心して過ごせますように祈っています。

 

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♫誕生日の祝福♫

東寮長先生から、今週誕生日を迎える生徒の祝福をしていただきました。お誕生日おめでとうございます。

 

 

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*おにぎり

*豚汁

*浅漬け

 

 

*けんちんうどん

*半熟玉子

*ヨーグルト

 

 朝起きることが苦手な生徒も、仲間たちとの寮生活を通して生活リズムが整っていきます。「朝ごはんは今まで食べる習慣はなかった」「朝ごはんを食べることで、1日元気に過ごせること実感してる」話してくれる生徒が多くいます。「うどん」「おにぎり」が朝食メニューに登場。生徒も私たち寮務教師も朝から食欲旺盛。朝食から元気な1日が始まります。(小菅)

 

 

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 大雪だったのが嘘のように、雪もすっかりと融けました。桜の蕾も膨らみからも春が近づいていることを実感します。新一年生54回生を迎える準備が各館で始まっています。新1年生がどんな気持ちで過ごしているのか、入学前の自分たちの姿に思いを重ねながら、今から出会いの日が待ち臨む寮生たちです。

 出会いの日を楽しみに思いながら、目の前に迫った今学期最後の定期テストの向けて、取り組み方もいつも以上に集中しています。心と体の健康が守られて準備していることが発揮できるようにと見守る私たち寮務教師です。(小菅)