毎日の礼拝

毎日のお話

2021/03/01

戸松 富士子(理科)

ローマの信徒への手紙 12章10節  敬和には、多くの扉がある。外国にルーツがあったり、不自由を抱えた経験をしていたりする生徒との関わりの中で感じる。私は敬和で、多くの人や本という扉に囲まれている。内田樹氏の本に、扉をノックし、開けてもらった人にだけ見る事のできる世界があって、またその奥に、さらに多くの扉があると記されていた。今日の聖書は、生活習慣も文化も違う人達が多く集まるローマ教会の分裂に、パウロが語る箇所だ。自分と異なる点があっても、その人への扉をノックする謙虚さを持ち、ノックされたらそれに応える優しさを持って開けなさいという事だ。扉の存在は、神様からの愛の形の一つだ。