毎日の礼拝

毎日のお話

2021/02/05

中塚 詠子(校長)

ヘブライ人への手紙 12章11~13節  私は2014年に悪性腫瘍を患い、放射線治療をした。治療箇所に×印を付けられた時、私の存在自体に×印を付けられた気がした。照射のたび目をつぶっていたが、ある日目をつぶらないでみた。その×印がきれいな十字架として記されていた。不安と孤独の中、十字架が共にいてくれた。今日の聖書にあるように、困難は鍛錬だ。困難の当座は苦しいが、義という平和に満ちた実となる。卒業の皆さんには、今後苦しい時があるだろう。その時あなたのそばに、核になるところで、愛の十字架が存在している事を覚えていてほしい。