自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2021/02/05
穂高クラスの労作は毎週月曜日の5限です。昨年は雪がほとんど降らなかったためにできなかった雪掻き作業、今年はもういいと言いたいほど降ったので毎週のように雪と格闘しています。作業は主に2種類、1つは積雪を除く作業、もう1つは積み上げた雪を崩して溶かす作業。新潟にしては珍しく労作の日は晴れて暖かい日が続きました。
1月21日(月曜授業に変更)はたくさん雪が降ったばかり。黎明館校舎から離れた美術室までの道は、人が1人やっと通れる位の幅しかなかったので、それを切り開く作業をしました。一列にずらっと並んで一斉に雪を掻きました。1人では大変でもクラス全員で掛かればあっという間に3人以上通れる道ができました。なぜか担任の知らないところで、かわいい雪だるまも出現し応援してくれていました。この美術室までの道の手前が凍っていてスケートリンクのように滑って危ない状態になっていました。「この凍っている部分を取り除こうよ。危ないよ。」という生徒たちがいました。「でも硬いから無理ではないかしら。」と消極的なことを言った担任でしたが、彼らは保健室から何度もお湯をいただき、それを撒いてはスコップで叩いて氷を砕き、見事に道路の表面を出してくれました。みんなのために自分たちで考えて作業をする。まさに労作の王道、彼らが眩しく頼もしく見えました。
1月25日と2月1日は、雪山を崩して道路に雪を撒きました。太陽の熱を吸収したアスファルトは雪をあっという間に溶かしてくれます。特に1日は大きな雪山を大人数で崩しました。結構な高さの山にみんな登ってちょっと楽しそう。大がかりで派手な作業です。だいぶ山を崩すことができました。しかし、ここで忘れてはいけないのがチャペルの陰になった部分の雪を掻き出す作業。日が当たらないのでなかなか溶けないのです。それに決して機械ではできない作業です。山を崩す人、その雪をロータリーまで運ぶ人。地味だけど黙々とやってくれました。また、お客様の駐車場にたまった雪は男子二人がやってくれました。とても硬く凍っていてなかなか大変な作業を最後までやってくれました。
穂高クラスの労作。本当に黙々と作業をしてくれます。3年になったら、自分たちで労作を探せるようになることが担任の願いです。それに近付きつつある確かな手応えを感じた労作でした。