敬和の学園生活

日常の風景

2021/02/03

<英語特講>「平和を実現するために、私たちに何ができるか」

 2020年度は新型コロナの影響によって、本年度のヒロシマ碑巡りの旅、51回生3年次のヒロシマ修養会も中止となりました。3年生はヒロシマ修養会の代替として、12月に新潟にて1日だけの修養会を開催。ヒロシマとリモートを結び、講師のお話及び被爆証言を聞きました。

 3年生の選択教科である英語特講は、毎年ヒロシマ・ナガサキの原爆やその背景にある戦争について、また現代を取り巻く様々な社会状況や核兵器禁止条約ついて学んでいます。本年度は学習の総仕上げとして、「平和を実現するために、私たちに何ができるか」をテーマに議論を重ね、その結論を模造紙にまとめました。

 無関心になるのではなく、何事にも興味をもって学ぶこと。同情ではなく感情移入をすることで、どんなことも当事者として考えること。学んだ知識や経験を近くにいる周囲の人たちに伝えること。行動することでつながりを作ること。そのほかにもいろいろな意見が出されました。

 一人ひとりの力は小さなものですが、でも無力ではありません。将来を担う高校生が社会のでき事に関心を持ち、自分たちが安心して暮らせる世の中を作る、その第一歩を記すことができた学習であったと思います。

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