毎日の礼拝

毎日のお話

2021/01/08

田村 寛子(司書)

コリントの信徒への手紙 Ⅰ 13章13節   0・ヘンリーの書いた『最後の一葉』という短編がある。肺炎が大流行している街で、若い貧乏な絵描きが肺炎になった。彼女は蔦の葉っぱの最後の一枚が落ちたら、自分は死ぬと思っている。しかし、暴風雨の夜が明けた後も葉っぱは残っていて、彼女は生きる意欲を取り戻した。実はその葉っぱは、同じアパートに住む60歳過ぎの男性が描いたもので、彼は翌朝亡くなってしまう。彼は十字架のイエスに重なる。病気の絵描きに希望を持たせるために身代わりになったからだ。私達は、今日の聖書にある信仰と希望と愛を持って進んでいきたい。