のぞみ寮通信

みぎわ館

2020/12/26

みぎわ館 159号《寮クリスマス》

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 2020年12月19日(土)18時スタートで行われたのぞみ寮クリスマス。コロナ禍で、開催自体が危ぶまれましたが、2年生たち新委員たちが出来ることを考え、たくさんの時間をかけてミーティングしたり作業したり買い出しに出たりと準備し運営してくれました。本当に2年生たちありがとうございました。一時はあきらめかけた寮クリスマスでしたが、みんなの前向きな姿勢と多様なアイデアと祈りで叶ったものだと思います。例年は3部構成の寮クリスマスですが今年は2部制で1部は心温まる食事会、2部はプロのサックスプレイヤーでもある日々野先生に来ていただき、素晴らしい音楽とお話を聞かせていただきました。

 

 1部の食事会はここ数年バイキング形式で多彩なパーティー食を楽しんでいましたが、今年は一人ずつのお盆を使っての食事でした。骨付きもも肉のローストチキンとメインに、シーフードピラフのパエリア風、スモークサーモンとクリームチーズのカナッペ、チーズとプチトマトのサラダ、コンソメスープ、ケーキと最高のメニューをゆっくり座って語らいあいながらいただくことができました。また、仲間と唯一のゲスト・浅妻先生のスピーチに食事の手を止めてしっかり耳も心も傾けていました。1年生たちの飾りつけも目に焼き付け、穏やかな温かい食事の時間をみんなで過ごすことができました。みんなの座席は全部指定席だったのですが、一人一人に素敵なネームプレートまで準備してくれた委員会もあったり、いつも有志で厨房の方々の大きな力をお借りして作っているクッキーも今年は無理だと無くなりかけたのですが、食事委員が170人分買い出しに出てくれ、たくさんの2年生たちが袋詰めを手伝ってくれてプレゼントの準備まで叶いました。(ちなみに、170人に配れるだけのお菓子の購入、スーパーに着くまではワクワクしていた食事委員たちも計算機片手にかごに入れ始めたら、想像以上に難しいことを痛感したそうです。一生お菓子買いたくないかも……とつぶやいていたほどです(笑)。)

 

 2年生たちが働いてくれたのは他にも多岐にわたります。みんなが気持ちよく友愛館で過ごせるようにと整美委員が声をかけ、床も机の上もトイレも下駄箱もドアも何もかも掃除をしてくれた人たちもいました。礼拝委員は礼拝の企画運営を行い、毎晩の献金のお願いもみんなにしてくれ、おかげでたくさんの献金が集まりました。

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 2部の礼拝は、心に染みる、感動が染みわたるものでした。日比野先生のサックスに心打たれ涙する人、読み聞かせの声とビアノに心癒される人、素晴らしいソプラノの歌声にまたまた涙する人。とっても優しい気持ちになり、明日からまた頑張ろうと思え、この暗く寒く辛い時に希望の光であるイエス様がお生まれになったことを心から喜ぶことができたひと時となりました。

 長かった今学期。日比野先生の音楽とお話は、おおよそ4か月にわたって踏ん張り続けてきたのぞみ寮生たちの心に寄り添い、励まし、底から癒してくださるものでした。館に戻ってからも「感動した」「素敵だった」「こんな礼拝守れる高校ないよ!」と語るみぎわっ子たち。忘れられない夜になったようです。心から感謝です。

 礼拝後にはたくさんの委員会がチャペルも友愛館も片づけ、掃除をし、また明日からいつも通りに使えるようにと動いてくれていました。ありがとう。そして2年生たち、本当に気持ちよくみんなのために働いてくれてありがとう!2年生たちの働きには心の底から感激しました。準備が始まってからおおよそ1か月ほど。毎日感激し続けていました。そしてきっと、昨年、51回生たちがみんなのために心も身体も目も耳も使って尽くしてくれていたことが52回生たちに引き継がれているのだと思わされています。やっぱりのぞみ寮って素敵です。

 

 離れて暮らす寮生のご家族の皆様の日々のお祈りとお支えのおかげで、今年も無事のぞみ寮クリスマスをみんなで過ごすことができました。感謝です。そして長かった今学期もいよいよクライマックスになってきました。コロナを恐れながらも、密を避けながらも、それでも出来ることを一つ一つ見つけ、取り組み、友に喜び、感謝し歩んでこれたこと、心からありがとうございます。みなさまも、今を生きるその場所で素晴らしいクリスマスをお迎えください!祈。