毎日の礼拝

毎日のお話

2020/11/24

大塚 和代(体育)

コリントの信徒への手紙 Ⅰ 10章13節  傷つく弱さの強さについて語った、ある精神科医の話を紹介したい。「すれっからし」は、理不尽な目に遭い続けて、心が擦り切れ、その結果立ち回りがうまくなる人だ。傷つかなくなるし、騙される事もなくなるが、何か重要なものが置き去りにされてしまう。逆に、人生の味わいというのは、裏切られる可能性があっても、人を信じてみる力、つまり「傷つきやすさ」からくる。ただのすれっからしになるのか、それとも、深みのある人間になるのかは、この「弱くある強さ」の持ち方加減だ。私は恐れずに弱くありたい。