自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2020/10/21
チキンライス・野菜サラダ・クリームスープ・牛乳・マスカットゼリー
ランチは下調べが大切だ。事前に献立を見て,そのメニューの情報を集める。
きょうはオマーンの食文化についてあらかじめ情報収集を行った。アラビア半島東部に位置する絶対君主制の王国・オマーン。国王がかつて「日本人の勤労意欲を見習おう」と呼びかけたこともあってか,日本に対して好意的な国らしい。
そんなオマーンでは野菜や豆を中心に,肉類はラムやチキンなどが食べられるという。香辛料やハーブも多用される。近隣国からの労働者も多く,その影響からか,カレーやケバブといった料理も盛んに食べられることが多いという。オマーンのカレーはインドのものに比べてマイルドで食べやすいのだそう。首都のマスカットにはたくさんのカレー店が軒を連ねるが,同時に日本でもおなじみのハンバーガーチェーンの店舗なども出店しており,食文化の多様化が展開中であることが伺える。(日本にはないチキン系のバーガーが多く取り扱われているらしい。)
もう一つ,オマーンの食文化を語るうえで外せないのは「コーヒー」だ。「カフワ」と呼ばれる濃いアラビアコーヒーが国民的飲料なのだそうだ。カルダモンというスパイスを添えて,デーツの実や甘いお菓子などと一緒に頂くことが多い。首都のマスカット界隈には,カレー店と同じくらいコーヒーショップも多いという。
そんなわけで,きょうのランチの「マスカットゼリー」に思いを馳せてみた。オマーンの首都マスカットにちなみ,カルダモンやデーツの入ったアラビア風コーヒーゼリーに違いない。
しかし,蓋を開けてみるとそれは明るい緑色のゼリーだった。どうやら「マスカット」という品種のブドウがあるらしく,マスカットゼリーはブドウゼリーだったのだ。
「そっちのマスカットかい!」と思った。
(A.N)