のぞみ寮通信

みぎわ館

2020/10/12

みぎわ館 129号《一歩ずつ》

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 1年生は礼拝をみんなで事務室で守ります。いつもなんでもにぎやかなみぎわっ子1年生たちは礼拝が始まる直前まで超元気。始まりの合図の「ピンポーン」が流れたら、ぴたっとお話をやめ礼拝に心を向けます。司会者の「讃美歌〇番」が聞き取れなかったら「何番!?」とひそひそ声で聞き教えてもらい、しっかり讃美歌を開けて心でガッツリ歌います。「聖書、〇ページ……」が聞き取れなくても、「どこ!?」と聞き、教えてもらい、心を込めて読んでいます。仲間が語る礼拝のお話に耳も心も傾け、熱心に聴き、グリーンカードを記入し、「今日のお話よかった~!!!」等々シェアをします。それから、それぞれの今日一日を語り合い、お部屋に引き上げていきます。引きが早い時もあれば、まったりいつまでも……の時もあり、誰かの表情から「どうしたのよ~」と聞く会になることも。互いに興味を持ち、声をかけ、心を向け合うその姿は1年生なのにすごいなぁ!と思わされ、同時にきっと私の見えないところで2・3年生がそういう関わりをしているのだろうと想像させます。1年生たちは先輩たちが大好きです。「〇〇さん、マジ好き!」と語る日もあるほどで、その好きの理由もばっちり熱く語ってくれるのです。そんなあこがれる先輩たちのようになりたい、超えたいと、きっと1年生たちなりに試行錯誤し、助け合い、仲間の成長を認め合いながらここで元気に過ごしてくれているのだと感じ、みんなの姿を見せてもらえることに幸せを感じます。うまくいかないこともたくさんありますが、それも自分を磨くエッセンス。神様が与えてくださる毎日に無駄なものなどなく、どれも今の自分に必要なことで神様が備えられたものであることを覚えて、共に祈りながら歩んでいきたいと思います。

 ここでの毎日を過ごす中で、自分と出会い、仲間と出会い、神様と出会うことができますように。入寮した時より、ずっとずっと自分のこともみんなのことも日々好きになっていけますように。たくさんの願いを祈り、みぎわっ子と共に今を生きられることを感謝して、毎日を大切にしていきたいと改めて思わされます。