毎日の礼拝

毎日のお話

2020/10/08

與那城 初穂(聖書科)

使徒言行録 10章19~20節  宮崎駿の記事を読んだ。彼の高校3年間は、停滞したモラトリアムの時期だったそうだ。やるべき事はわかっているのに、始められない。自分で自分を縛っていた状態だったが、「白蛇伝」を観た事が転機になったという。今日の聖書では、ペトロが幻を見て自分の使命を悟る。差別を受けている人への招待を思い切って受けた事が、福音を伝える事につながる。悩んで自分を変えようとする時、不安や変化への恐れから自分や他人を縛る事がある。その時を助走と捉え、思い切ってこれまでと違う一歩を踏み出すと、そこに気付きがあり、新しい自分へと導かれる事がある。