毎日の礼拝

毎日のお話

2020/10/06

飯島 周(国語)

テモテへの手紙 Ⅱ 1章6~7節  2年の現文で、『山月記』が取り上げられている。主人公が詩人になる事に執着し、虎になるという内容だ。人間だった頃、主人公は失敗を恐れ、弱い自分を隠していた。プライドが強く、一歩が踏み出せず、怒りや苦しみのあまり心が壊れた。高校生の時にこれを読んだ時、自分みたいだと思った。力不足の劣等感がありながら、何もしない頑なさがあった。私は1年の浪人の末、目標に向かい、人に混じって学ぶ事ができた。今日の聖書にあるように、私達は賜物を与えられているのだから、臆病にならず、誠実に進んでいきたい。