のぞみ寮通信

大望館

2020/10/05

大望館通信 第280号 「まさかの一言」

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 この日は、U君の礼拝の話。話は、ある人気YouTuberのことについて始まり、昔と今との違いについて、自分が感じていることを話しました。高校生のみんなが興味を持ちやすいようにとU君の工夫が見られます。U君の思い通り導入はバッチリ。みんなの心を掴みます。しかし終盤のところで話が止まってしまい、正直微妙な話の終わり方をしてしまいました。

 実は以前、私とU君は礼拝の話について大喧嘩をしたことがあります。当時のU君は礼拝の話が大の苦手。中々踏み出すことができないU君になんとしてもチャレンジさせたい私。お互いが意見をぶつけ合い、最終的にU君は泣きながら「もう嫌だ。家に帰る!!」と言って、寮を飛び出しそうになるぐらいの大喧嘩に発展しました。

 あれから1年。この日の話が終わり「落ち込むだろうなー」「なんて言おうかな……」と思う私。U君と目が合います。私は思わず苦笑い。しかしU君が口を開きまさかの一言。U君「いやー、めちゃくちゃ悔しいんで、もう1回やらせてもらえないですかねぇ」

私「おっ、おー。何回でも話せばいいじゃん!」

 動揺する私、そして失敗したけど笑顔のU君。U君の成長がめちゃくちゃ嬉しかった。そんな礼拝の話でした。