自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2020/10/02
ある夜の点呼時に、あるお部屋のメンバー３人が椅子を寄せ合い集まっている姿がありました。「何してるの～！？」といつも通りに入っていった私に、信じられないくらい静かに穏やかに笑顔を向けてくれるお三方。「な、な、な、なに！？」とたじろいでしまった私に「今からみんなでお祈りしてから寝ようと思って……」と。そして「一緒にお祈りする？」と誘ってくれたのです。感激したし、うれしかったのは言うまでもありません。そしてご一緒させていただいたお祈り、そこには仲間と共に今日を過ごせた喜び、みんなの心と身体の健康が守られますようにとの願い、明日もみんなにとって素敵な日となりますようにとの願いなど、仲間のいろいろを祈ってくれていました。感激。自分のことは、ベッドの中で自分一人で祈るから、みんなで祈るときはみんなのことを祈るのだそうです。仲間と一緒に仲間のことを祈る、近くに自分のことを祈ってくれている人がいる、本当にここは温かい！
そしてまた別の日の夜、一人の３年生が事務室にやってきておもむろに聖書を開いて読み始めました。あまりにも真剣なその様子に「好きな箇所あるの？」と聞いたら「旧約聖書箴言８章１１節 『知恵は真珠に勝り どのような財宝も 比べることはできない』」とすぐさま答えが返ってきました。す、すごい！好きな箇所を即答できるなんて！素敵！！彼女はクリスチャンというわけではありません。ここにきて聖書と出会い、先日までの１年間は礼拝委員を担いました。それ以降、より一層聖書と過ごす時間が増え、折に触れて聖書を開き、み言葉と出会ってきたのだそうです。彼女の聖書にはたくさんのラインが引いてあります。「お！」と思った、出会った聖書の箇所に印をつけてきたのだそうです。その中でも今一番のお気に入りが箴言なんだそう。箴言８章１１節は寮生活を３年間過ごしてきて、ここでの経験や出会い、仲間との日々など、彼女が積み重ねてきたものが真に自分の財産であるということを痛感し、強くその通りだ！と思い、大事にしているのだそうです。こんなシェアをさせてもらえるのものぞみ寮の、みぎわ館のとってもとっても素敵なところです！！！
