労作日記

労作日記

2020/07/03

労作日記(2020.7.2) 【2年尾瀬クラス】

 7月2日(木)6限、尾瀬クラスの労作です。

 手を動かしながらも、考え事をしたりぽつぽつと話をしたりすることのできる作業が私は大好きです。例えば、野菜をひたすらにみじん切りにする。カラフルに染めた羊毛を丸めてボールを作る。だんだん心の中の水面から波が消え、穏やかな気持ちになっていきます。しゃがみこんでさつまいも畑の草取りをしたり、発送作業をしたりする敬和の労作の時間も好きです。

 今日の尾瀬の労作は発送労作。発送物を整えて、次から次へと封筒に入れていきます。単純作業とは言え、これまでの、今の、そしてこれからの敬和を様々な形でお支えくださる全国のみなさまへのお手紙ですからそれはそれは大事な任務です。発送作業の時間はクラスを知る良い時にもなります。少しずつ作業する場所を変えて、勝手に生徒たちの会話に入り込むこともあれば、友人同士だとこんな話し方でこんな話題に花を咲かせるんだ、とこっそり観察をすることもあります。「写真撮ってー」「暑い!喉乾いた!」と落ち着かない生徒もいて、様々です。なんだかんだバタバタするので「心を静める至福の作業」とはいきませんが、中身の詰まった封筒が整然と箱の中に並んでいく様を見るのは気持ちの良いものです。「これ、何時間でもやってられる」「俺、プロってきたわ」こんな言葉も聞こえてきました。

 新しいクラスにまだ少しふわふわしつつも、しっかりと取り組んだ1時間でした。敬和新聞が届きましたら、そんな生徒たちの微笑ましい姿もぜひ頭の隅っこに置いていただきながら、お読みいただけたらと思います。

0702_ro01 0702_ro02 0702_ro04 0702_ro05 0702_ro06 0702_ro07 0702_ro08 0702_ro09 0702_ro10 0702_ro11 0702_ro12 0702_ro13 0702_ro14 0702_ro15 0702_ro16 0702_ro17 0702_ro18 0702_ro20