のぞみ寮通信

光風館

2011/01/10

光風館通信 第279号(1月10日)

< 新年、明けましておめでとうございます!! >

 

 改めて、新年、明けましておめでとうございます。何かと暗い話題の多い世の中ですが、2011年という一年が光風館の皆にとって希望に満ちた明るい年となりますように、また、光風館の皆がいろんな学びや経験を通して大きく成長できる年となりますように、祈りたいと思います。
 さて、3週間ほどの冬休みはどうでしたか?「寝正月だった…」、「ゲーム三昧の日々だった…」なんていう人が多くなければいいのですが…。私はというと、家族旅行で草津温泉に行ってきました。うちの長男坊が以前から「群馬県にいってみたい!!」と言っていたものですから、その願いを叶えてやりたかったんです(長男坊がなぜ群馬県に行きたいと言っていたのか、その理由はよく分からなかったんだけどね…)。新潟を出発する前日に仕入れた情報では、草津に積雪はなかったはずなのですが、私たちが到着する日の未明に雪がどっさりと降ったようで、途中の峠を越える山道では車を走らせるのにだいぶ難儀をしました。でも、そのお陰で草津では雪見をしながらの露天風呂を愉しむことができました。帰りには、長男坊が唯一口にしていた「群馬サファリパーク」にも寄ることができましたし(マレーシア語で「森の人」という意味の「オラウータン」の子供を抱くこともできたんだよ)、私はまた一つ、家族との楽しい思い出をつくることができました。
 さあ、冬休みは終わりました(自分自身にも言い聞かせているんだけど)。気持ちを切り替えていきましょう。なんといっても、この後期の後半は学年末です。「終わりよければ全てよし」なんて言葉がありますが、やっぱり「最後」はとっても大事なんです。特に、これまでの期間に悔いたり反省したりすることがあった諸君は、学年の「最後」の期間を十分に意識して大切に過ごして欲しいと思います。
 さいごに、年度末恒例の「光風館文集」について触れておきます。光風館では、それぞれの学年での一年間を振り返ってもらうために、学年末に文集を発行しています。内容は、寮生活のことでも構いませんし、敬和生活のことでも構いませんので、その心づもりをしておいてください。詳細は後日プリントでお知らせします。

(岩原)

 

 

 

 

 

< 礼拝のお話し >

 

H.M.(2年)
 みなさん、こんばんは。突然ですが、みなさんは冬休みに何をしますか。僕は家に帰ったら、できるだけゲームをしないようにしたいです。家の中にこもるのではなく外へ遊びに出掛けたり、趣味を増やしたりしようと思います。また、家族と過ごす時間を増やし、普段話さないこともおしゃべりしたいと思います。
 僕がなぜそんなことを思ったかと言うと、最近、ゲームソフトの「モンスターハンター 3rd」が発売されたからなんです。この中にもこれを買って楽しもうと考えている人が多いと思います。でも、どうでしょうか。寮から離れ、自宅に帰れば時間の区切りがなくなってしまい、ゲームを夜中までし続けて、最終的には昼夜が逆転してしまうことにもなりかねません。実際、僕も家に帰るとそういう状態になってしまうことが多いです。でも、それではあまりにももったいないと思います。僕は、この冬休み両親と過ごす時間を大切にしようと思います。みなさんも、有意義な冬休みをすごしてください。

 

 

 

 

T.S.(2年)
 みなさん、こんばんは。9室のTです。この間、スペインのサッカーリーグでバルセロナ対レアルマドリードの試合が行われました。この2チームの対戦は「エル・クラシコ」と呼ばれ、昔からの伝統の一戦として楽しまれてきました。しかし、先日行われたクラシコでは、5対0という歴史に残るようなスコアでバルセロナが勝利しました。試合前はどちらが勝つのか全く分からない状況でした。にもかかわらず、なぜレアルは完敗したのでしょうか。別に、レアルの調子が悪かったわけではありませんでした。
 でも、レアルはある問題を抱えていました。それは、スペインリーグとは別の、ヨーロッパで一番のクラブチームを決める「チャンピオンズ・リーグ」という大会で、レアルは好条件で決勝トーナメントに進めるよう、レアルの選手2人が予選リーグの試合で、監督の指示でわざとイエローカードを2枚もらって退場することがあり、その後、監督とイエローカードをもらった選手とチームにも罰が科せられました。
 私は、これは社会でも同じことが言えると思います。自分の利益だけを求めた行動をしていると、その時は得かもしれませんが、後になってそのツケが返ってきます。相手を傷つける行為は、結局自分を傷つけることにもなります。スポーツの世界でも、また社会でも相手のことを思いやり尊重しながら競争していく、それが本当の強さを身につけていくんだと思います。

 

 

 

 

O.K.(3年)
 皆さん、こんばんは。1室のOです。今日は最後のメッセージということで、何を話そうかと迷ったのですが、3年間で話しそびれた、言い残したことを大きく二つに絞ってはなすことにしました。
 皆さんは、寮生活を楽しんでいますか。寮生活を営む上で、最も重要なものは何かと言えば、ルールももちろんそうですが、僕は人間関係だと思います。毎日同じ釜の飯を食べ、同じ屋根の下で寝て、実家で家族と過ごすよりもきわめて長い時間を仲間と一緒に過ごす。こういう貴重な経験は、大半の人が人生においてほんの僅かしかもてないはずです。
 そんな寮生活でよりよい人間関係を築くために必要だと思うのは、どんな相手でも独断と偏見だけでその人を見ないことです。皆さんには、挨拶を除いて今までに全く係り合いを持ったことがない人や何となく漠然としか相手を理解していない人が必ずいると思います。同じ光風館で寮生活をしていても、理由はどうあれ、ある特定の人物について、どんな人柄なのか、その本質が分かっていないなんてことがあるのではないでしょうか。そういう人に対して、コミュニケーションをとらずに「この人はどうせこんな人なんだろう」などと固定観念にしばられた見方をするのは、個人的に間違っているような気がしてなりません。そのような見方をし続けたなら、結果として本当の中身というものが見えてこなくなり、知らず知らずのうちに偽りのイメージを勝手につくり出してしまうと思います。そんな偽りのイメージを抱いたままでは、どんなに時間が過ぎようと状況は全く変わらないと思います。むしろ、悪い方向へと進むに違いありません。それを防ぐためにも、まずは自分のできる範囲で構わないので、片っ端からいろんな人に接するようにしてみてください。そして、相手を知る努力をしてみてください。相手の短所にばかり目をとらわれずに、相手がもっている良い部分、長所を発見してほしいと思います。この寮生活で長い時間をかけて、相手を知り、互いによい関係を築き、互いの価値観や趣味を共有したり、自分にないものを吸収したりして、自分自身を大きく成長させていってください。

 
 これに関連してもう一つ皆さんに伝えておきたいことを話しておきます。ぜひ、いろんな経験を積んでください。私も、この敬和、そして光風館に来て多くの経験を積みました。それは、楽しいものばかりではありませんでした。むしろ、辛かったり、嫌になったり、苦しい経験がほとんどでした。しかし、そうした経験の過程で自分に何が欠けているのか、自分が何が得意なのか、という自己分析が徐々にできるようになってきました。経験はすればするほど、物事に対する対応力、応用力がついていき、自分の限界を広げ、人間として強くなっていくのだと思います。どんな経験も、結果的には自分のプラスになるのだと考え、前向きにいろいろなことにチャレンジしてみてください。今日の私がここでしたお話が、ここにいるみなさんにとって、ほんの僅かでも何かのヒントや助けになったのであれば幸いです。

 

 

 

 

U.H.(3年)
 今回、私は「食わず嫌い」について話したいと思います。皆さんは、この歳になっても「食わず嫌い」をしていることがありませんか。
 「食わず嫌い」とは、食べ物を見た目やにおいだけで、料理に手をつけず残してしまうことを言います。私は、それがとってももったいないことだと思います。
 「食わず嫌い」は人間関係にも置き換えることができるのではないでしょうか。相手の見た目や性格から、その人との関わりを断ち切ってしまった人がいるのではないでしょうか。
 なにも、絶対に「食わなければならない」、「関わらなければならない」ということではないのですが、実際に口に入れてみたり、意識して関わっていくようにしたりすれば、新しい発見が必ずあるはずです。食べておけば身体にもいいはずですし、料理を作ってくれた人たちに失礼はありません。相手がどんな人なのかを知れば、交友関係は自ずと広がっていきます。
 「食わず嫌い」を改めていくためには、私は「大人になる」しかないと思います。特に食べ物の場合は、子どものころに苦手だったものでも大人になると食べられるようになることがほとんどです。人間関係もそれと一緒です。人間だって食べ物と同じように一つや二つは癖があるものです。大人になれば、それをも受け入れて口にできるようになるはずです。ここにいる皆さんが、精神的に大人になり、あらゆるものの「食わず嫌い」を克服していってくれるよう祈っています。