自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2019/11/12
朝晩冷え込んできて、朝お布団から出るのがだんだん辛くなってきました。私はぬくぬくと毛布に包まるのが子どものころから大好きです。
皆さんは寝るときは何を着て寝ていますか?
部屋着のまま寝ていませんか
寝るときはパジャマにちゃんと着替えて寝ているでしょうか?
帰宅後、部屋着に着替えてそのまま寝てしまう人も多くいるのではないでしょうか?
朝までぐっすり眠るためには、どんなパジャマで寝るのかが、疲労回復にとって大切なポイントなのだそうです。
普段、授業を受けたり、大人であれば仕事をしたり、何らかの活動をしている時は、自律神経の交感神経が働いています(交感神経優位)。
リラックスモードである副交感神経に切り替えができないとスムーズに眠れません。
寝る前は副交感神経にスイッチを切り替えること(副交感神経優位)が大切なのです。
パジャマに着替えることは入眠儀式となります。
着替えることが寝る体制を整え、リラックスモードをオンにするのです。
では、快眠のためにはどんなパジャマが良いのでしょう。
人は一晩で20~30回は無意識に寝返りをうちます。
そのため、寝返りしやすいパジャマがベストです。
着崩れしやすくそのたびに目覚めやすい浴衣や、首元が安定しないパーカー、重ね着などはお勧めしません。
体を締め付けるようなものも良くありません。
やはり定番である上着とズボンのパジャマがお勧めです。
生地は綿やシルク、ダブルガーゼなど、肌触りも吸湿性も良いものを選びましょう。
今日を元気に活動するためには快適なパジャマに着替えて寝ることが重要なのです。
睡眠が大切なのには複数の理由があります。
そのうちのひとつが寝ている間に記憶が定着することです。
睡眠は深い眠りの「ノンレム睡眠」と浅い眠りの「レム睡眠」を約90分サイクルで繰り返しています。
特に寝入りの3時間が勝負といわれますが、前半の3時間のノンレム睡眠時に成長ホルモンが多く分泌され、疲労回復、アンチエイジングなどを促します。
そして、後半の4時間半ぐらいは、ステージ1~2の浅いノンレム睡眠(ノンレム睡眠には、深さを示すステージが1~4まである)とレム睡眠とが交互にあらわれ、眠りが浅くなっていき目覚めるのです。
後半の眠りで、脳が記憶の定着作業をしていると考えられています。
重要ではない記憶はカットされ、さらにストレスなどを解消し精神を安定させる大切な時間帯です。
暗記しなければならないことは、就寝前に覚えてすぐに眠ると記憶が定着しやすくなります。
近年、ノンレム睡眠時も記憶の強化に関与しているという説もでてきましたし、ノンレム睡眠時も心身のメンテナスを行なっているという研究結果も紹介されています。
睡眠が十分でない人はうつ病や肥満、高血圧症、糖尿病、認知症などのリスクが高まる研究結果も次々に出ていますから要注意です。
睡眠は私たちがよりよく生きる上で大変重要なことに間違いはありません。
聖書でも「眠る」ことが複数取り上げられています。
特に今日の箇所では主人公のダニエルが夢を見る場面です。
古代社会では夢は神の託宣と考えられました。
旧約聖書では神様が大切なことを伝えるために夢や幻を用いています。
心理学でも夢は重要な役割を持つと考えられています。
ユング派の勉強では夢を記録・分析してその人の深層心理に迫ります。
つまり眠ることでその人の心の奥底にあるものが夢となって浮き上がって見えてくるというのです。
夢を通して神様から与えられた使命がはっきりと示されるのだと古代の賢人たちは考えました。
現代の心理学者は夢によってその人の本来の宝が掘り起こされるのだと考えました。
毎日の眠りを通しても自分の生き方を考える機会となるかもしれません。
今週も一人ひとりに与えられた使命に応えるための学びを重ねていきましょう。