のぞみ寮通信

みぎわ館

2010/11/13

みぎわ館 第62号(11月13日)

<心も身体も裸の付き合い>

 

 
 先日、夕方のテレビを観ていると、どこのチャンネルも『新潟大学「六花寮」お別れ会。44年の歴史に幕を閉じ、新築・移転。』というニュースを取り上げていました。

その理由は老朽化。テレビで見るだけでも、天井に穴が空いていたり、使用できない部1113_011屋があったりと、確かに・・・とうなずいてしまいました。2〜4人の相部屋で、壁などのいたるところに卒業生が残していった文字があり、みぎわ館と重なる部分が多々あり、取り壊される寂しさを感じました。
 多いときには400人もの学生が暮らしていたそうです。インタビューに答えて、現在入寮している学生は、「住めば都。ここで暮らせているので、どんなところでも暮らせる自信があります。」と話し、集まったOBは、「24時間、365日いつも一緒で、裸の付き合いだった。心も身体も裸にならないと、ここでは暮らせなかった。様々な考えを持った仲間との経験が今の自分を作っている。」と話していました。

 
 みぎわ館で暮らす皆さんも、様々な考え方を持ち、感じ方の違う仲間との生活に悩むことや困惑することは日常茶飯事ですよね。関わることを諦めたり、人と自分を切り離したりしない皆さんの姿から、学ばせてもらえることがたくさんあります。
 「どうしてそういう態度を取るのかな。」と思いめぐらせること、「どうしたらいいか悩んでいるんだけど、」と誰かに相談すること、「どうしたの?」と直接訪ねること、「私はこう感じたんだけど・・・」と直接伝えることの大切さを教えてくれるのが皆さんです。試行錯誤し、行動に移し、関係性をよりよいものにしていく姿、立派です!
 悩みの中にあって、辛そうだなと切なくなることも多いですが、そんな中でもホッとするのが、2・3年生が「でも、私も昔はそうだったのかな?先生、(○○さん、)私も手のかかる子でしたか?」と聴くときです。我に返れる素直さに、思わず笑みがこぼれます。
 45人が暮らすみぎわ館。部屋の仲間や、それぞれの学年の仲間との関わりの中に、失敗と成功の経験を積むチャンスはゴロゴロと転がっています。様々な考え方を持つ仲間との暮らしは、みぎわ館が最後になる人もいるかもしれません。“心も身体も裸にならないと暮らせない暮らし”を自分自身でしっかり感じて欲しいと思います。 

(冨井)

 

 

 

 

 

 

<嬉しいんだけど~☆>

 

 
1113_02 11月6日(土)に、オープンスクールが行われました。毎度の事なのですが、たくさんのみぎわ寮生が労作スタッフとなり、オープンスクールがスムーズに行われるようにと、労をいとわず働いてくれます。なんとも嬉しく・ありがたいことです。そして、今回私が特に嬉しかったことがありました。それは、300名ほどにもなる見学者のランチの片付けボランティアと寮見学の案内ボランティアを募集したところ、「私やりたい!」とすぐにメンバーが決まったことです。実は、昨年も同様に募集を掛けたのですが誰一人として名乗り出ず、直接指名してお願いをするということになりました。言葉にはしませんでしたがとても悲しい思いをしました。今年の募集の際も実は、「昨年同様かもなぁ…。」なんて考えてしまっていました。しかし、食当ボランティアには2年生が、寮案内には1年生それぞれ2名ずつが手を挙げてくれました。しかも、「やりたい!」と言ってくれたのです!「やってもいいよ」ではなく!これってすごいことだと思いませんか!?人のために働くことを「やりたい」と積極的に言える心を見せてもらい、踊りだしたいほど嬉しく思いました。
 また、寮見学の案内をしてくれていた1年生が、第一弾の案内を終えた後、こんなことを言いました。「私たちって、入寮してからまだ7か月くらいしかたってないのに、ちゃんと寮案内できたんだよ!なんか、成長したって感じで嬉しんだけど~☆」と。
 ほとんど変化のない毎日を送っているように感じていても、日々確実に成長しています。そして、その成長をこうした機会に自分で確認できるというのは素晴らしいことだな、と感じます。オープンスクールのような機会を充分に活用して、自己の成長を体感していって下さい。人のための働きも、自分のためになるのですね!

(森口)

 

 

 

 

 

 

<強化週間> 

 
1113_03 「強化週間をしよう!」先週行われた2年生ミーティングでこんな言葉が飛び出しました。強化週間…今までも何度か耳にしたことのある単語です。何を強化するための週にするのか、そこが今までとは違ったのが今回です。
 事の発端は「1年生、ずいぶん仕事できるようになってきたけど、まだまだなところもあるよね。」という意見があがったことです。一体何が出来ていないと感じるのか具体的に事例を挙げ、どういう指導をしていったらいいのか考えてみよう、というミーティングの出発となりました。話し合いが進むうちに、その問題点の根底には、自分たちの在り方が大きくかかわっていることに気付いたのです。「でもさぁ、私たちもリアルタイムに注意とかできてないよね。その時に言わないで、後から委員会を通じて伝える形を取ってるけど、それじゃ伝わらないよね。」「ルールを守らない先輩に言われても、ハッ?って感じだよね。」「2年生がまず手本を見せなきゃいけないんだよね。」「2年生同士で注意ってし合えてないよね。」等々、全員で意見を出し合いシェアした結果、2年生の絆をもっともっと強め、変な遠慮のない言葉の掛け合いができる関係を築いていこう!そしていいお手本となり、そこから再度1年生の指導について考え取り組んでいこうという事になりました。

 
 みぎわの事務室には誰が貼ってくれたのか、『やって見せ、言って聞かせて、させてみて、誉めてやらねば、人は動かじ / 山本五十六』とあります。その一番初め『やって見せ』を徹底的に実践してみることにしたのです。これ、難しいですよ。だけど、みぎわ2年生のみんなならできると思います!こんな考え方ができる、いいお手本を目指してそれぞれが努力する、そんな姿勢を1年生にはしっかり見てほしいです。そして3年生がみぎわを去る日が刻々と近づいてきています。「この後輩たちになら安心して自分たちが築いてきた『みぎわ館』を託せるな!」、そんな風に感じてもらえるよう、みんなで協力して歩んでいってほしいと思います。

(森口)

 

 

 

 

 

 

<礼拝のお話> 

 
*W.A.(3年生)
 今日は二つの事についてお話ししたいと思います。一つ目は私の将来の夢についてです。私の将来の夢は学校の図書館司書教諭になることです。「司書」と聞くと、みなさんはどのような事を思い浮かべますか?「司書」を簡単に言えば、図書館で本の整理をしたり、管理をする職業です。私がこの職業に就きたいと思ったきっかけは、中学校時代の司書の先生の影響です。それまで決まったジャンルの中でしか本を選んでこなかったのですが、その先生に出会い、本当の本の楽しさを教えてもらったのです。そんな体験から、私が大人になったら、子どもたちに本の楽しさを伝えていきたい!そう思ったからです。
 本は想像力を豊かにしてくれると思うし、考えるきっかけにもなります。みなさんもぜひ、いろいろなジャンルの本を読み、大好きになれる本を見つけてみてください。そんな出会いからも新しい発見があるはずです!

 
 二つ目のお話は「緊張」についてです。みなさんは、どんな時に緊張しますか?緊張すると汗をかいたり、鼓動が早くなったりしますよね。特に3年生は今、受験シーズンということもあり、試験や面接で緊張することがあると思います。緊張してしまうと普段通りに、練習した成果などが出せなかったりしますよね。緊張は誰もが経験していることだと思います。緊張しないようにする…というのはとても難しい事です。しかし、緊張を少しでも和らげる、ということはできるのではないでしょうか?深呼吸をしたり、手のひらに「人」という字を書いて飲み込む、というのがよく聞く緊張ほぐしの方法でしょう。私もこの二つをよく実践します。そして最近、もう一つとてもいい方法を見つけました!それは、「大丈夫!」と自分に自信を与えてあげることです。自分がネガティブに考えてしまっては上手くいくはずの事も失敗してしまうのではないでしょうか。「大丈夫!絶対、大丈夫!」という言葉は大きなパワーになると思います。自分自身を高め、リラックスできることが緊張をほぐす第一歩になると思います。これから、緊張する機会に遭遇したら、ポジティブに考えてみてください。また、他に緊張に打ち勝つ方法をご存知の方はぜひ教えてほしいと思います!

(11月8日)