自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2010/11/07
< Who was鍋奉行 or 鍋将軍 ?>
秋が深まって寒さが感じられるようになってきました。寒くなってくると恋しくなるのが鍋料理です。私は鍋料理が大好きなのですが、光風館の皆はどうですか?
一般的な鍋料理としては、肉系でいうと、しゃぶしゃぶ、水炊き、すき焼きなどがあり、魚介系でいうと、ちり鍋、土手鍋、石狩鍋などがあります。その他にも地方の「ご当地」鍋があって、一口に鍋料理といってもさまざまです(最近は「餃子鍋」なんていうのが人気らしいよ)。でも、どの鍋料理も身体が温まり、野菜が多く摂れるので健康的ですし、何よりもみんなで一つの鍋を囲めて楽しいですよね。
さて、家族内でも仲間内でも、鍋をしていると必ずその場を仕切りたがる人がいますよね。こういう人を「鍋奉行」なんて言い方をします。でも、みなさんは「鍋将軍」という言葉も聞いたことがありませんか?私自身、その違いが今まで分からなかったので、この機会に調べてみました。ウィキペディア(インターネット上のフリー百科事典)によると、食材の入れ方や味の付け方、食べる順序などあれこれ世話を焼きたがる人を指して「鍋奉行」といい、「鍋奉行」よりも厳しい仕切り役をする人の事を「鍋将軍」と言うそうです。鍋料理の場で少しでも自分のやり方に反する行為があると激怒する人を指すんだそうです(「奉行」より権力があり、逆らうことができない、という意味で「将軍」をもじっているんだね)。
調べていて面白かったのは、ウィキペディアには「鍋奉行」や「鍋将軍」以外にもいくつかの面白い言葉が載っていたことです(いずれも時代劇に登場してくる人の呼称をもじったものだよ)。ちなみに、「アク代官(あくだいかん)」は、鍋料理において、上に浮く灰汁(アク)をすくい取る作業を担当する人を指し、「待ち奉行(まちぶぎょう)」・「待ち娘(まちむすめ)」は、「鍋奉行」とは逆に、ほとんど手を出さずにひたすら食べられる時が来るのを待ち、おいしくできた鍋を楽しむだけの人のことを指すんだそうです(それぞれ「町奉行」と「町娘」のもじりなんだね)。
私が何故「鍋料理」に関することを書いたかというと、実は昨晩(11/6)、光風館生たち(Sくん、Kくん、Wくん、Nくん、Kくん、Oくん、Tくんの7名だったかな)が1階のホールで鍋を囲っていたからなんです。どうも、自分たちで食材を調達し、自分たちで切り分けるなどの準備をして、「鍋」との合戦に臨んだようです。Sくんによると、鍋との「戦い」は、何回かの休憩を挟んで夜中の12時近くまで続いたようです。それだけでも驚きなのですが、実は彼ら、「鍋」をする前に寮で普通に夕食を食べていたんですよ。さらに言えば、翌朝には普通に朝食を食べていたんです。恐るべき胃袋…ですよね。
でも、いいですよね。こういうのって。私も高校生だった頃、寮の仲間といろいろな料理を作っては食べ、楽しい時間を過ごしました(さすがに鍋はしなかったけどね)。寮生活は、不便で不自由で、そしてマンネリになりがちです。でも、そんな生活だからこそ、多少の潤いや刺激をもてたらいいですよね。スポーツなどの行事、今回のような仲間内での楽しいイベントは、それにピッタリです(ただ、怪我や事故には十分注意するんだよ)。毎週では困るけど、これからもたまにそういう企画があるといいですね(私もできる範囲で応援するよ)。
ところで、今回の「鍋」で、「鍋奉行」あるいは「鍋将軍」は誰だったのかな?僕の予想はKくんだけど、当ってる?
(岩原)
< 礼拝のお話し >
U.H.(3年)
こんばんは。1室のUです。さて、みなさんは、コミュニケーションは得意な方ですか。寮だと、どこへ行っても誰かがいて一人になれる時間は全くと言っていいほど無く、常に人とコミュニケーションをとれなければなりません。もし、コミュニケーションをとらない人がいたら、それはそれで勿体ないと思いますし、充実した寮生活は送れないと思います。
私自身は、あまりコミュニケーションが得意な方ではありません。敬和に入り、1年生の頃は、友達と一緒にいることが上手にできなくて、自分自身にぎこちなさを感じていました。いつもグループ単位で行動しなければならないことにも嫌気がさしていました。でも、グループについていかなければ友達と一緒にいることはできませんし、正直どうしたらいいのか分かりませんでした。
友達関係が苦しくて泣いた時もありました。そんな私の中での悩みは少しずつ大きくなっていきました。2年生になった頃には、どうすればいつも通りに友達と接することができるのか、それさえも分からなくなってきてしまっていました。
学校では、いつも笑えていたところで笑えず、つくり笑いをしてごまかしていました。そんな調子で友達と一緒にいたので、楽しめるものも楽しめず、コミュニケーションをとること自体がただ疲れるだけの嫌なものになっていました。それからは、私は友達と距離を置くようになりました。いつも喋っていた友達を少し離れた所から見ている自分は何とも惨めでした。
「せめて、寮だけでは…」と思い、いつもしているゲームを止め、いつもは関わることのない仲間と関わってみようとしました。でも、それも上手くいかず、長続きしませんでした。結局どうすればいいのか分からないまま、時間だけが過ぎていきました。
でも3年生になってからだったでしょうか。そうした私自身の悩みや苦しみは、いつの間にか解消されていました。誰かにアドヴァイスをもらったわけでもなく、私の周りが変わったのでもありませんでした。私自身と友達との距離が変わったのだと思います。
いつもグループをつくって一緒にいるだけが良い友達関係ではないんだ、自分は友達といるときはたまに暗くたっていいんだ、ということが分かりました。他の人みたいに、ずっと友達と一緒にいられることが全てではなく、自分には自分に合った人との距離の取り方があっていいんだ、無理をして他人といるのではなく自分なりのペースで友達といられればいいんだ、ということが分かったのです。
みなさんも、寮生活をしていると、大なり小なり私と同じようなことで悩んだり苦しんだりすると思います。今日の私の話を聞いて、悩みが解決したり、考えが変わってくれたりしたら幸いです。
U.R.(3年)
みなさん、こんばんは。1室のUです。今日は、最近思った、自分の決断や選択についてお話したいと思います。私は、高校3年生になって今までの人生の中で最大といってもいいほどの選択を迫られています。私はいつも、他人任せで、他人に流されてしまい、後悔することが多く、「自分で決断してやっていればよかった」と思うことも多くあります。
結果は同じでも、自分と他人とが決めるのでは大きく違ってきます。自分で決めていれば、後になって振り返った時、自分の考えや意見を貫いたことで、自信をもつことにもなりますし、仮にそれが失敗という結果であったとしても後悔は少ないと思います。逆に、他人に任せてしまった場合、特に失敗した時には、「あの人があんなことを言ったからだ…」と後悔することになると思います。
人は、ある選択を迫られた時、その人が置かれた環境や状況によって、選択肢が少ない場合があります。しかし、そうした場合にも、少ない選択肢の中から、自分なりのベストの選択を考え、どれかを選んでいかなければなりません。私は、最近それをすることになりました。
人生はある意味、選択の連続だと思います。ここにいる皆さんは、せっかく寮にいるのですから、その選択に悩み困った時には、寮にいる仲間、先輩や後輩、それに先生に相談し、アドヴァイスをもらってみてください。そうすれば、一人で抱え込んでいるよりも選択の幅が広がったり、選択がしやすくなったりすると思います。
O.K.(3年)
みなさん、1室のOです。今回は、私物について、物を大切にする、ということについてお話したいと思います。突然ですが、みなさんは、自分の物、私物を大切にしていますか。気づかないうちに粗末な扱いをしていませんか。
つい最近まで、光風館では私物の管理に関しての問題が多発していました。毎日たくさんの私物が放置され、時には持ち主がいつまでたっても名乗り出ず、夕礼拝の開始が大幅に遅れることもありました。それだけではなく、個人の財布や本などが見当たらなくなって大騒ぎになったこともありました。結局、紛失していたお財布は見つかりましたが、盗難が一度でも起こると、一人ひとりの信用や信頼を崩すことになり、結果的に館全体の雰囲気を悪くし、それに伴って居心地も悪くなり、皆が嫌な思いをするという事態を引き起こしてしまいます。この状況は今の光風館が抱える深刻な問題の一つだと思います。この問題の背景には、光風館生が弛んでいるということがありますが、もう一つには、私を含めここにいる光風館生一人ひとりが物を大切にしていない、ということがあるんだと思います。
現代は、昔と比べ、生活が豊かになり、物が余るほどに溢れかえっています。そうしたことが、私の「物を大切にしよう」という心掛けを希薄化させているように思います。ある物を手に入れて、しばらく経つと、その物に対する感動や興味は次第に薄れていき、無意識のうちに雑な扱いをするようになっていきます。それが紛失や盗難を発生させる状況をつくり出すのだと思います。
全ての物は、元をたどればお金です。見方を変えると、物を大切にしないということはお金を大切にしないことと同じです。これは明らかに愚かしい行為ですし、何よりも勿体ない話です。自分の物は、自分自身で責任をもち、それが使えるものならば、使えなくなるまで使い切るぐらいの気持ちをもって生活に臨むべきだと思います。高校生というあらゆる価値観を育む時期に、物を大切にする心をやしなわなければ、大人になってからも物を大切にできるわけがありません。私自身に対する自省であり課題でもありますが、みなさんも日ごろの生活の中で、物を大切にする、ということを常に意識してください。皆がそのように意識できるようになれば、自然と自分の私物管理もきちんとできるようになりますし、紛失や盗難といったこともなくなると思います。ぜひ、光風館の皆で「物を大切にする」を心掛け、更により良い光風館を創り上げていきましょう。