自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2010/10/24
< 部屋替え >
先週、今年度三回目の部屋替えが行われたね。寮生にとって部屋替えは一大イベントの一つ。今回の部屋替えはみんなにとってどんな部屋替えになったでしょうか?
今週末は今までお世話になった部屋を片付け、荷物をまとめて新しい部屋に移動し、新しい部屋をキレイに整頓するという大仕事に追われたんじゃないかな?
さて、部屋を移動するみんなも大変ですが、部屋を決める側も実は大変なのです。新しい部屋のメンバーを決めるときにいろいろな決め方があります。今回の部屋替えはテーマを一つ決めて行いました。そのテーマとは“接点をつくる”です。同じ寮の中で生活していても実はあまり話したことのない同級生、先輩、後輩がいたりするはずです。今回の部屋替えでは、(私から見て)今まであまり接点のなかった人同士をあえて同じ部屋にしてみました。是非この機会に光風館で共に生活する仲間と改めて出会ってほしいと思います。そして一緒の部屋になった仲間、一緒の班になった仲間と共に生活する中で絆を強めていってほしいと思います。
(三浦)
< 「ところ変われば…」 >
久しぶりの「ところ変われば…」です。今日のお題は「豊かさ」です。実は私、NHKが放送する「世界ふれあい街歩き」という番組が大好きなんです。この番組、毎回世界各国の都市を一つ取り上げ、その都市の街並みやそこに住む人々のありのままの暮らしを紹介する、いわゆる旅番組です。でもレポーターは一切登場せず、映像とナレーションだけで構成されていて、視聴者にあたかも「自分で街を歩いている感覚」を疑似体験させる趣向になっています。
先日の放送で取り上げられたのは、北欧スウェーデンの首都、ストックホルムでした(人口80万人を擁する北欧最大の都市で「水の都」と呼ばれているんだよ)。映像は、スウェーデン国王が住まう王宮やノーベル賞の晩餐会会場となる市庁舎、それに中世から残る旧市街などを巡っていくのですが、観ていてウットリさせられてしまいました(僕自身、ストックホルムには一度だけ訪れたことがあるんだけど、その時の情景がフラッシュバックしてきたよ)。何にウットリさせられたかというと、それは「豊かさ」なんです。
街の中には、緩やかな水の流れを湛える水路が走り、緑色の葉を豊かに茂らせた木々が至るところに植わっているんです。建物の多くは、堅牢な石造りでどれも古めかしいのですが、長い年月だけがもち得る落ち着いた雰囲気があるんです。一方、建物の内部はシンプルながらもセンスのよい北欧家具が配置され、どこか近代的な感じがするんです。街ゆくビジネスマン、ベンチで「日向ぼっこ」する老人夫婦、公園に幼子を連れてきている母親や父親、誰一人ブランド品なんか身にまとっていないのに、皆一様にどこか品があってお洒落に見えるんです。それだけじゃないんです。この人たちには、何かに急かされるものが全く無いように思え、自分たちの生活を愛しんでいるように見えるのです。私は、そんなストックホルムという街に、そこで暮らす人々に、羨ましいばかりの「豊かさ」を感じてしまいます。
日本はこれまで世界2位の経済大国を誇ってきました(経済発展著しい中国に、その座を譲るのが確実なんだ)。確かに、私たち日本は物質的には豊かです。でも、スウェーデンをはじめとする北欧の国々を見聞きしていると「本当の豊かさって何だろう…」と考えさせられてしまいます。
メディアは連日、「不況」、「景気回復」、「株価安」、「円高」といったキーワードを取り上げながら、日本経済の危機を報道しています。確かに、私たち一般の人にも「雇用」や「賃金」といった形で直接関わってくる問題なので深刻ではあります。でも、日本は一体どのレベルまでの回復を目指しているのでしょうか…。右肩上がりが当たり前だった戦後の高度成長期、あるいは皆が狂喜乱舞し続けたバブルの頃をイメージしているんでしょうか…。
世界2位(まもなく3位)の経済大国を誇るくせに、日本という国には、その数字に見合うだけの豊かさが感じられない。日本人は、いつも何かに急かされているようで、笑顔が少なく暗い顔をしている人が多い(私もその一人かな…)。私にはそんな風に見えてしまいます。実際、「国民の幸福度」のランキングというものがあるのですが、北欧4カ国は上位20位内に全てランクインされているのに対し(ちなみに1位はデンマーク、スウェーデンは7位だよ)、日本はなんと90位なんです(日本人には、自分で自分のことを卑下する、そんな国民性があるのでランクを大きく下げているんだろうけどね)。それにしても、経済的には2位なのに幸福度は90位。これってやっぱり何かがおかしいのだと思います。
一つ明らかになるのは、人は、金銭的・物質的に充足されても、それだけでは「豊さ」や「幸福」を感じることはできない、ということです。よくよく考えてみれば当たり前のことなんですが、この当たり前のことが多くの人には分からないんです(私のように、「頭」では分かっていても、それ以外の部分で全く分かっていない人も含めての話ね)。
このエッセイ、予定していた分量よりだいぶ長くなってしまいました。内容的にも少し難しくなってしまいました。本当はもっとたくさん伝えたいことがあるのですが、また別の機会にしたいと思います。日本とスウェーデンの「ところ違えば…」から「本当の豊かさって何だろう」を、皆が考えてくれたら嬉しく思います。
(岩原)
< 礼拝のお話し >
K.Y.(1年)
皆さん、こんばんは。3室のKです。今日は「限界」について話したいと思います。皆さんは、今までに何度も「もうダメ、限界…」と口にしたことがあると思います。僕は今、野球部に入っていますが、辛い時やシンドイ時に、「自分に負けている…」、「ちょっと力を抜こう…」、「疲れるから休もうかな…」と、自分の限界はこんなもんか、と何度も思ったことがあります。勉強もそうです。自分ができそうにない問題や難しそうなものは、見ただけで諦めてしまいます。
明日は修養会の初日です。いろんなことを勉強する人もいるだろうし、たくさん歩く人もいると思います。僕にとってははじめての修養会になるので、楽しみな部分もありますが、不安な部分もあります。しかし、自分の限界を見つめ直す良い機会だと思います。いろんな人と助け合いながら、いろんな人とたくさん交流できたらいいな、と思います。明日から修養会が始ります。皆さんも自分の限界に挑戦してみてはどうでしょうか。たくさんチャレンジして、よい思い出をつくりましょう。
F.K.(1年)
みなさん、こんばんは。4室のFです。今日は「人間関係」について話をしたいと思います。僕は寮に入ってからいろんな体験をすることができました。僕は中学の時、部活は1年生のときにやめてしまい、先輩ともほとんど関わることがなく、上下関係や友達との関わりがなくて、それが全然わかっていませんでした。高校に入ってからも最初はクラスに馴染むことができませんでした。寮でも、最初のうちは他の1年生とも同じ部屋の先輩とも全くといっていいほど話すことができませんでした。しかし、一週間を過ぎたあたりから、いろんな人が話しかけてくれるようになり、だんだんと打ち解けられるようになりました。
僕はかなりの「人見知り」なので、はじめて会う人とはほとんど話すことができません。でも、いろんな人から話しかけられて分かってきたことは、自分からドンドン話しかけなければ友達の輪も広がらない、ということです。これからは、自分からもっといろいろな人に話しかけるようにしていきたいです。
T.K.(1年)
皆さん、こんばんは。4室のTです。今日は「性格」と「気持ち」について話そうと思います。とりあえず、僕の性格を紹介します。僕は、大人しく、ウツウツと生きているように見えるでしょうが、本当は他人から物事を強要されるのがとても嫌いです。これをされると本当に頭にきてしまいます。
自分を紹介するのはこれくらいにして、次の話です。この光風館には、全国各地から約40人もの人が集まってきています。いろんな性格、価値観をもった人がいて当然だと思います。自分が正しいと思っていても、他の人からすると違っていたりします。自分の考えだけを押し通そうとすると、その気はなくても、相手にとっては迷惑だったり、傷つけてしまったりすることになるかもしれません。これでは、寮生活は楽しめません。皆さんも相手の性格、気持ちを考えて発言、行動してみてはどうでしょうか。
N.M.(1年)
みなさん、こんばんは。6室のNです。今日は「家」について話したいと思います。僕の家は、皆さん知っていると思いますが、佐渡にあります。佐渡には、山や海ばかりで、買い物や遊べる場所がほとんどありません。そんな不便さが嫌で、僕は佐渡から新潟にでてきました。でも、僕は家が嫌いだと思ったことはありません。
この中には、地元がいやだとか、家が嫌い、帰りたくない、と思っている人がいるかもしれません。それは、人それぞれの理由があるのだと思います。でも、僕たちが今ここにいられるのは、家族の助けがあり、応援してくれる地元の友達がいるからだと思います。僕たちが、寮生活や学校生活を送れるのは、支えてくれる大勢の人がいるお陰だと思います。そして、この光風館も僕たちにとっては家です。ここにいる41人の家族で、お互いに支え合って、助け合って、これまで以上にずっとよい光風館にしていきましょう。
T.M.(1年)
こんばんは。7室のTです。今日は、「目標ときっかけの大切さ」について話したいと思います。僕は最近まで、何もせずに、学校でも授業を抜け出し、保健室や屋上などでサボってしまうことが何度かありました。そういう状態でしたから、勉強をしようにも、その内容が頭にはいってきませんでしたし、何よりも勉強そのものに手がつかない日が続きました。僕は、変に完璧主義者で、妙にプライドが高く、そしてヘタレです。そんな自分自身を見ていて、「もう勉強も止めて、学校も辞めてしまおうか…」と考えるようになっていました。
先日、「全日本大学出雲駅伝」が行われ、僕がかねてから応援しているチームが14年ぶりに優勝しました。優勝を目指して、ただひたすら走り続けていた選手たちを見ていて、僕は感動させられました。と同時に、僕も人を感動させられる人になりたいと思いました。これをきっかけに、僕にあった悩みはまるで嘘のように吹き飛び、いろいろなことが上手く運ぶようになりました。
皆さんも、例えどんなに小さなことでも、それを単に思い出に終わらせるのではなく、何かにつなげるようにしてみてはどうでしょうか。
S.R.(1年)
こんばんは。1年、9室のSです。今日は「やる気」について話したいと思います。僕は夏休み明けから、いろいろな事へのやる気がなくなってきていました。それは、何で僕は学校に来ているのか、それが分からなくなってしまったからです。それからは、「もう勉強なんかしなくてもいいじゃん…」と思うようになり、ついには45分間の授業にも、最後まで座っていられなくなりました。
この間の金曜日の話ですが、その日の2限目の授業をさぼってしまいました。その時にある歌を聴きました。その歌に「二兎を追わなくてもいい、小さいものから一つずつ幸せに…」という歌詞がありました。それを聴いていて、今の僕は、小さい事どころか、何も目標がなく、ただダラダラと毎日を過ごしているだけで、何もいいところがない…、と思いました。当たり前の事から何か目標を見いだせたらいいなあ、と思います。また、僕自身の生活態度のことで、親が東京から呼び出しをうけることになるようです。先生方にも、また仲間にも迷惑を掛けてしまいました。光風館の評判も悪くしてしまったように思います。みなさん、すいませんでした。最後に、僕が言えることではありませんし、説得力がないかもしれませんが、僕のように、後悔することのないように、日々の生活を大切にしてください。