のぞみ寮通信

みぎわ館

2010/10/22

みぎわ館 第57号(10月22日)

<パーティー・ナイツ> 

 
 今週に入り、みぎわ館では毎晩のように各部屋でパーティが行われています。

それは決まって「ムーンライトパーティ」。みぎわ館で代々受け継がれている簡単手作り1022_011ケーキ(?)です。なぜ、こんなにパーティが行われているのか、それは今年度2回目の部屋替えが目前だからなのです。しかし、今回は今までとちょっと違っていました。それは、「さよならパーティ」の要素が感じられなかったことです。今までは、「この部屋ともうお別れだね(涙)。寂しいね。(泣)。」と言った雰囲気が大きかったのですが、なんだか今回は「この部屋のメンバーと出会えたことに乾杯!」的な要素がにじみ出ていたのです。
 毎回、部屋替えを決めるたびに私たちは様々な期待をします。一人一人が大きく成長しますように…と。今までの部屋でみんなはとっても豊かに成長してくれました。だから、そろそろ新たな出会いを求めての部屋替えなのです。部屋替えは6月・10月・2月と年に3回行われますが、それぞれが本当にベストなタイミングだと思います。今回の部屋替えでも、新たな仲間との出会い、新たな出来事との出会い、そして新たな自分との出会いをたくさん・たくさんしてほしいと思います。まず出会う事、その出会いに気付くこと、そこからどんどん自分が変えられていくのではないでしょうか。自分の変化も感じられ、ますます自信を持って人生を歩んでくれることを願っています! 

(森口)

 

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<クリエイティブ> 

 
1022_05 みぎわ寮生、遊びも天才的です。先日の夕食後、みぎわ館前ベンチで3名ほどの生徒が傘を囲んで何やら作業をしていました。折れた傘の修理でもしているのかな?なんて思いながら近づいてみると、手にはアクリル絵の具と筆が握られていました。傘を見てみると、なんとそこには個性あふれる絵が描かれていたのです。
みぎわ玄関で作業をしているものですから、たくさんの寮生が通ります。来る人来る人みんなに、一筆入魂してもらって出来上がった「みぎわ傘」。なんともクリエイティブな遊び方です。
4月当初、みんなが集まるとそこにはゲームで遊ぶ…というスタイルがしばしば見受けられました。(きっと今でもそれはあるのでしょうが、)ここ最近私の目に留まることがありません。逆に、一緒に料理をつくったり、絵を描いたり・語り合ったりなど一緒にいる相手との時間を大切に、その時間も互いを理解し合う素晴らしいチャンスとして使っているように感じます。みんなの心の成長とともに、遊び方・付き合い方まで変化してくることを教えてもらいました。

(森口)

 

 

 

 

 

 

<礼拝のお話> 

 
*K.N.(2年生)
 今年の私の夏休みはとても充実していて、様々な発見や楽しい事・おもしろい事を見つけることが出来た期間でした。8月には東京の大学で寮生活をしている姉のところで2週間滞在してきました。姉はとても優しい人で、お母さんやお父さんに話せないことでも話すことが出来ます。私のよき相談相手です。寮に滞在している間、学校の事・家族の事・みぎわ館の事などいろいろな話をしました。中学校の時は正直、「お姉ちゃんなんていらない!」とか「うざい!」とか思っていましたが、今思うと姉がいてくれて本当に良かったです。
 姉の寮に滞在することを決めたとき、大学の寮でもいろんな規則があるのかなぁとか、心配でした。でもキッチン掃除やお風呂掃除がローテーションで回ってくるくらいで、ほとんど一人暮らしのような環境でした。私が滞在している間も、夜にアルバイトをしている人が多いようで、ほとんどの部屋が真っ暗で私たち2人っきりでした。とても寂しく、みぎわ館とは全く違っていました。以前に貰った姉からの手紙に「友達とワイワイ楽しく生活しているNがうらやましい」と書かれていたことがありました。その時はあまりよくわかりませんでしたが、その意味を理解することが出来ました。当たり前のようにみぎわ館で過ごしているけれど、この中で生活しているって本当に幸せな事なんだなぁと気付かされました。これから辛い事や悲しい事・乗り越えなくてはいけない事など、きっとたくさん出てくると思います。でもみんなに支えられていること、私には温かい仲間がいることを強みにして、頑張って、笑って生活していきたいです。姉の寮に遊びに行ってたくさん幸せに気付くことが出来ました!

(10月5日)

 

 

 

 

*A.J.(3年生)
 私は先日まで持久走や壁倒立・キャッチボールにウォーキングなどで、筋肉痛になり、治ってはまたなり…という状況を繰り返していました。筋肉痛の時はまるでどこかに怪我を負ったかのような、妙にぎこちない歩き方で生活していました。やっかいな筋肉痛ですが、そのお陰で気付かされた事もありました。例えば、靴を履くとき、腹筋の筋肉痛はその動作に伴い痛み出します。そこで初めて私は、靴を履く動作に腹筋を使うことを知るのです。そして私は「あぁ、筋肉痛にならず、いつも通りの生活が出来ていたら、こんなことに気付けなかったな」と。筋肉痛になって初めて気付く、筋肉の陰ながらの力。このように、私たちは自分の気付かないところで誰かの働き、支えによって、毎日生活出来ているのですね。
 これは正に寮生活そのものです。例えば、今日も誰かがお風呂掃除をしてくれている事。今日も誰かが見回りをしてくれている事。今日も誰かが電話を取ったり、スリッパを揃えたりしてくれている事。落ち込んでいれば、今日も誰かが声を掛け、相談に乗り、元気づけてくれること。今日も誰かが元気に挨拶をしてくれること。・・・。こんな細かな仕事や気配りの一つ一つが私を支えてくれていると気付けた時、寮生活は普通な事ではない、ありがたい日常に変わります。そのようなありがたい日常への・周りの人への感謝の思いを持ち、そして私も誰かの支えになることができたなら…と思う気持ちを、現在仙台で寮生活を送っている兄が次のような文章にしてくれました。
 「…つまり、寮での生活において求められているのは「自ら気付ける人」なのです。…例えば9月に入り日没が早くなってきて、建物の中もまだ5時だと言うのに暗くなってきたとします。気付ける人はすかさず暗くなってきたことに気付き、電気スイッチのところまで赴くのでした。例えば、寮生の誰かが少し俯いたまま沈んだ雰囲気を醸し出していたとします。気付ける人は「おぅい、何かあったのか?」と重苦しくならないように気を付けながら語りかけるのです。…恐るべし気付ける人。そしてその気付ける人の陰には、もう一人の注目すべき人がいることを知っておかなくてはいけません。「気付ける人に、気付ける人」。その人はカレンダーを捲ってくれた人がいることに気付き、その人に一言告げるのです。「ありがとうございます」。そしてその人は思うのです、「私も気付ける人になりたい」。また、気付ける人は感謝の意を表されたことでいい気分になります。このようにして寮での生活はより良いものへと高まっていきます。…」
 私たちみぎわ寮生も、このような「気付き」と「感謝」を大切に、互いに積極的に関わり合い・支えあって、みんなでよりよい館にしていきたいですね! 

(10月12日)

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