のぞみ寮通信

のぞみ通信

2010/10/24

のぞみ通信 No.165(10月24日)

<敬和の隠れた宝>               寮長 信田 智
 
敬和学園には、ほとんどの人に知られていない素晴らしい施設がある。

創立30周年記念事業の一環としてグラゥンドの整備がなされたが、以前のグラゥンドの隅には、浄化槽で処理された後の行き先のない、未だきれいとはいえない排水が、4層に亘り溜池を作り、地中に自然浸透されていた。(敬和学園は新潟市のはずれにあるため、未だ下水道が整備されていない。)
 グラウンドを整備するためには、どうしても排水処理施設を整備しなければならなかった。当時の体育教師と一緒に、新潟市の汚水処理施設を何ヶ所も訪ね、敬和の現状にあった処理施設を探し回ったが、設備が大きくなりすぎたり、莫大な費用がかかったり、とても敬和の現状に合うものはなかった。
 東京のヤクルト工場で、汚水処理施設を公開している事を知り訪ねて行った。ガラス張りの巨大な水槽の中で、汚水が浄化されていく過程が公開されていた。コンパクトな施設で、処理能力の高い設備である事がうかがえたので、この方法を採用する事を提案した。石井式メソッドと言われるものである。

 
敬和に設置されたものは、ヤクルトの濾材を6室に分けて地下に9万本埋設し、地上には小さなポンプ室が一つあるだけの、実にコンパクトな三次処理施設である。15年経った今でも、汚泥の産廃処理をする必要はないし、その水質はBOD2~3ppm(水質汚濁の指標になる数値で、海に流せる数値は20ppm以下)という驚くべき水質を保っている。この数値は、飲料水として用いられるくらいの数値である。ちなみに、新潟のある施設を見学した時伺った話では、BOD5ppmにまで浄化するには億単位の費用がかかり、その上、汚泥の産廃処理のための費用が、ランニングコストとしてかなりの額がかかってくると言う事であった。
しかし、敬和は三次処理と言う事で設置費用は安く、ランニングコストは、酸素を供給するポンプのメンテナンスと、流入量と酸素量の調整という、定期的なメンテナンスだけで済むのである。処理法方は、バクテリアの活動を活発化させ、汚水処理を循環させて浄化していくもので、産廃費用はかからない優れものである。
我々の生活でも、人目に付かないところで、なくてはならない働きをしている働き人がいる。教師の目と思いの届かないところで、じっくり友の話を聞き、互いに慰めあい、励ましあいながら成長して行くのである、そのような働き人がいないと、寮全体が機能していかない。それぞれが持っている、隠れた宝を大切にして行こう。

 

 

 

 

 

<寮生リレー通信  (第 82 回)>

 
 ブロック長  
「マイナスをプラスに」    S.D.(大望館 2年 滋賀県守山市)
 今年度、のぞみ寮運営委員長になりましたS.D.です。のぞみ寮4館のテーマを「無敵館隊のぞみ4 進化ジェネレーション 感シャイニング エンジョイファイアー トキメキ光線」としました。意味のわからない言葉が並べられていますが、全ての言葉に私達の願いが込められています。  
のぞみ寮4館は一つの艦隊で、感謝、楽しみ、トキメキの中で、進化していき、私達はその全てを通して成長していきたい。そんな願いを込めてこのテーマにしました。
 次にわが大望館ですが、「第4234寮隊 機寮戦士G大望」としました。ある有名なマンガからもじったものですが、のぞみ寮のテーマに合わせ、41回生、42回生、43回生そしてこれから迎える44回生達で、共に一つの寮を、ただの寮ではなく、力強く、雄々しく、たくましい寮にしたい、そんな願いを込めてこのテーマにしました。

僕が敬和にきて一年半以上が経ち、10月4日には引き継ぎが終わり、僕は大望館ブロック長とのぞみ寮運営委員長になりました。いままで、辛い事であったり、楽しい事であったり、あほな事であったりとたくさんの出来事でいっぱいの敬和生活でした。
 そんな生活の中である日、寮で大掃除がありました。そのときに、「ああ、めんどくせー」とか言いながらダラダラするのではなく、大騒ぎしながら大掃除していたら自然と楽しく感じられました。そして大掃除自体もすぐ終わることができて、驚きました。この体験でマイナスなことをプラスに変えることは大事だということと、寮生活を最大限までに楽しめることに気付きました。
これからも、僕はマイナスなこともプラスに変えていくということを大切にのぞみ寮運営と大望館ブロック長を努めます。また、このような貴重な経験や貴重な学びができるのは色々な人のおかげだということを忘れずに毎日を過ごしていきます。

 

 

 

 

 副ブロック長  
「副ブロック長になるにあたって」
T.J.(大望館 1年 神奈川県相模原市)
大望館一年T.J.です。まずは自己紹介から、僕は神奈川県の相模原から来ました。この学校に来たのはここが母の母校であったことや、兄がきていたこと、他にもいろいろ理由はありますが、そろそろ本題に・・・。
僕がこの寮に入って、6月ごろから一年生をまとめるという立場になりました。 最初のうちは、自分のことだけ考えていればよかったので、楽だったのですが、まとめる立場になってから、いろいろ悩むことが出てきて大変だな、と思うことがありました。そのたびに、先生や先輩方に助けてもらいました。その中でいろいろ教えてもらうことがありました。そしてだんだんと、責任というのを感じ始めるようになりました。それと自分が頑張って一年生や大望館を良くしていきたいと、思うようにもなりました。
10月に入り僕は副ブロック長・・・副ブロック長の長になりました。これからは自分のことだけではなく周りを見て自分のできることを考えて精一杯やっていきたいと思います。のぞみ寮をみんなが楽しく充実した生活を送れるように頑張っていきます!

 

 

 

 

 行事 
「Idea is my life!!」   M.M.(みぎわ館 2年 新潟県三条市)
 新・行事委員長になったM.M.です。行事委員のテーマは、「Idea is my life!〜ありふれた日常に刺激を!!~」です。“Idea is my life!”とは、普通に訳せば「アイデアは私の人生」という意味になります。Lifeには人生という意味の他にも複数の意味があります。その意味を行事委員に置き換えると「アイデアは私たちの人生、活動源、元気の源」となります。それは、私達で行事ができるのも、支えてくれる人・アイデアをくれる人(源)がいるということです。また、私達が行事を実行することで楽しく参加して、それが元気の源になるように計画していきたい、という私たちの目標に含まれています。これからの1年間、そのことを忘れずに頑張っていきたいと思います。
そして、“ありふれた日常に刺激を”というのは、普段、学校生活や寮生活が楽しくないなと感じている人や疲れている人にも、もっと積極的に行事に参加してもらい、その行事を通して何か刺激を受け、良い方に向かってくれるといいなという願いが込められています。
 最後に、新行事委員5人で、これから一年間、いっぱい楽しい行事を企画していきたいです。

 

 

 

 

食事
「私にとって大切な時間」 K.N.(みぎわ館 2年 栃木県那須塩原市)
 こんにちは。今年新しく食事委員長になりました、みぎわ館のK.N.です。今年の食事委員のテーマは、「残食なしでみんなSmile〜食べてムキムキ2010 にこにこお腹いっぱい おいしいな♡〜」です。このテーマにした理由は、ご飯をしっかり食べていない人や残してしまっている人がたくさんいて、残食がとても多いからです。みんなに残さず、たくさん食べてもらい、食事を通して心も体も健康的に、ムキムキになって欲しいという食事委員の願いが込められています。
 私は今年、食事委員長になりましたが、いつもご飯を残してしまいます。そして、好き嫌いがとても多いです。そんな風に残食を多く出している私が食事委員長になろうと思った理由は、委員長になる事で食事に対する思いをしっかり持ち、嫌いな食べ物でも良さを見つけ、少しでも食べよう!という意識を持とうと思ったからです。そして何より、私はみんながご飯を食べて「おいしい。」と言いながら笑っている顔を見るのが好きです。みんなの笑顔を見ると、とても幸せな気持ちになります。私にとって食事の時間は、心も体も温かくなる大切な時間です。また、食事は、人と人とを繋ぐコミュニケーションの場でもあります。これから食事委員長として、たくさんの笑顔が見られる大切な食事の時間をみんなに与えていきたいです。応援よろしくお願いします。

 

 

 

 

生活規律
「生活規律委員長になるにあたって」 
S.N.(めぐみ館 2年 福島県郡山市)
 今回私が、生活規律委員長になろうと思った理由は、40回生のめぐみ館の生活委員長の方が素敵だったからです。いつも笑顔で挨拶をして下さり、館内での規律の仕事をテキパキとこなす姿に憧れを持ち、自分も同じ仕事がしたいと思っていました。
実際、委員長になってみると、毎日不安だらけで、正直未だに自分に務まるのか自信はありませんが、1年間頑張りたいです。
 そして、42回生生活規律委員は、今まで先輩方が築いてきたものを受け継ぎ、寮生のみんなが、こののぞみ寮でより良く生活できる環境をつくっていきたいと思います。
そこで、考えたテーマが「Self control~チェックとは罰ではなく、糧である~」です。「Self control」とは「自己管理」と言う意味で、こののぞみ寮での生活を、自分で考え、自分で行動する、と言うことです。生活の基本となる部分はしっかりと見直し、改善すべきところは改善していく。でも、騒ぐ時は騒ぐし、楽しむ時は楽しむ、と言うケジメのある生活を送れるよう、このテーマにしました。サブタイトルの「チェックとは罰ではなく、糧である」は、チェックを罰として捉えるのではなく、人に迷惑をかけた分、自分が成長するための糧となるようにしていければいいな、と思っています。
まだまだ未熟ではありますが、4館の生活規律委員全員で、1年間協力して頑張りたいと思います。

 

 

 

 

 整美
「整美委員長になって」 U.Y.(みぎわ館 2年 山形県鶴岡市)
整美と言ったら「掃除」、というイメージが大きいと思います。そして毎日行う掃除は、面倒くさいものかもしれません。ですが私は、とても大切で必要なものだと思っています。誰かが汚した場所を、他の誰かのためにきれいにします。自分以外の人のために、自分の手を汚すことに何の意味があるんだろう?と聞かれたら、私はまだ上手く答えられませんが、大切な事です。しかも、自ら進んで愛をこめて行えたら、どんなに素敵でしょう!ということで、全員参加で、みんなが掃除してくれるような取り組みも考えるので楽しみにしておいてください!
 そんな整美委員のテーマは「Let’s try !~溢れる活力 美しさへの挑戦 潤いののぞみ寮」です。掃除を「させられている」と考えるのではなく、進んで取り組むようになってほしい。適当ではなく、丁寧に心を込めて行ってほしい。そして大切な「家」をよりきれいにしたい。そのように考え、このテーマとなりました。
 私は整美委員長の長となりましたが、既に何度も心が折れる音を聞きました。きっと、これからも折れてしまうことが起こると思います。そんな時も諦めず、私を支えてくれるのぞみ寮の素敵な委員長たちと共によりよいのぞみ寮にしていきたいです。

 

 

 

 

 リサイクル
「リサイクル委員長になって」 B.K.(大望館 2年 福島県会津若松市)
皆さん、こんにちは!大望館リサイクル委員長そしてのぞみ寮リサイクル委員長になりました。大望館2年のB.K.です。
 今年度、リサイクル委員のテーマを「メンドクサガルナ、悦んでリサイクルしやがれ!!」とさせてもらいました。突然ですが、僕にとってリサイクルはやりたくない仕事の一つでありました。早く部屋に戻りたいのに、なぜ自分の出したゴミでもないのにゴミ箱の中に手をいれゴミ置き場まで大きなリアカーを牽いて行かなければならないのか?僕は嫌で仕方ありませんでした。リサイクルは寮全体のやらなければいけない事なのですが、自分はそういう不定期的にくる面倒な事はあまりやりたくない性格だったので、時々、ゴミの分別を曖昧にしたりしていました。リサイクルとはほぼ無縁だった自分がなぜリサイクル委員になったかと言うとそんなリサイクルをなんの文句も言わず作業に取り組んでいる前リサイクル委員長でした。その人は、何の文句も言わず分別されていないゴミの分別作業を淡々とそして素早くこなしていました。最初はすごいなぁとしか思っていなかったのですが、その姿を見ているうちにだんだん「ちゃんとしなくちゃ」と考えられる様にもなり、だんだんリサイクルの仕事が楽しいまではいきませんが、嫌いだったリサイクルを苦にもせず出来るようになりました。そして、ある時思ったのがこのまま自分を変えられるいいチャンスだと考えてリサイクル委員長になりました。 僕が嫌だと感じていたリサイクル。僕だけでなく皆嫌なはず。そんなリサイクルを喜んで(悦んで)皆がやれたら・・・。そんな願いを込めました。
今地球は温暖化防止など地球環境を守ろうと言う言葉をよく耳にします。だから、僕は規模で考えるならとてもとても小さいですが、リサイクルを頑張ってその様に貢献していきのぞみ寮全てをきれいにしていきたいと思います。

 

 

 

 

 
 礼拝
「敬和らしい礼拝」    K.Y.(大望館 2年 宮城県仙台市)    
みなさんこんにちは。のぞみ寮42回生礼拝委員長になりましたK.Y.です、まず自己紹介をしたいと思います。私は宮城県出身で、父が牧師という、いわゆるキリスト教家庭で育ってきました。そしてキリスト教の繋がりを通してこの敬和学園に通い、大望館という寮にいさせてもらっています。
 今年度、のぞみ寮礼拝委員のテーマを「Share ~Sleep family at home~」としました。羊の様に柔らかく、アットホームな礼拝をしたい。そんな願いを込めています。
礼拝とは敬和がとても大切にしている事の一つです。その礼拝の柱となっているのは、通生の倍礼拝しているのぞみ寮生です、つまりのぞみ寮での礼拝がさらに良いものになれば、必然的に敬和の礼拝もさらに良いものになります。
私は敬和のアットホームな礼拝が大好きです。私はその敬和らしい礼拝をさらに良いものにするため日々の生活を頑張っていきたいと思います。敬和の上に神様の恵みがありますように…。

 

 

 

 

<のぞみ寮新運営委員長会 2010.10~20119>
この10月より、各館の運営、ならびに「のぞみ寮」全体の運営を担ってきた3年生に代わり、2年生がその役を担うことになりました。各館で選出されたブロック長や各委員会の委員長で構成される「のぞみ寮」運営委員長会は、その1・2年生の代表組織です。

 

【のぞみ寮運営委員長会の目標】
無敵館隊のぞみ4
~進化ジェネレーション 感シャイニング エンジョイファイアー トキメキ光線~

 
【各委員会の目標】
礼拝委員 Share  ~Sleep family at home ~
生活規律委員   Self-control  ~チェックとは罰ではなく糧である~
食事委員 残食なしでみんなSmile
〜食べてムキムキ 2010 にこにこお腹いっぱいおいしいな♡〜
整美委員 Let’s try! あふれる活力 美しさへの挑戦 潤いののぞみ寮
行事委員 Idea is my life!〜ありふれた日常に刺激を!!~
リサイクル委員 のぞみ寮憲法 リサイクル第1条
面倒がるな!! 喜んで分別しやがれ!!

 

【各館の目標】
 大 望 館 : 第4234寮隊 機寮戦士 G大望
みぎわ館 : 珍獣大家族 ~みぎわロープでつかまえちゃうぞ☆~
 光 風 館 : だけじゃない、光風!
めぐみ館 : Happy life happy home 

 

 

 

 

<スタッフから一言>                  
 新潟にもやっと秋がやってきました。朝晩は酷暑だった夏が嘘の様な肌寒さです。
 この時期、新潟にやって来る白鳥が一週間程早く来鳥したと言うニュースがありました。来鳥が早い年はどうやら冬が早くやって来るとも言われています。
 さて、学校行事では修養会を無事に終え、いよいよ後期も中盤に入りました。のぞみ寮も新委員会の元で、それぞれにテーマを掲げてスタートしました。各館がテーマに基づいて1年を全うできるように、スタッフ一同も全力でサポートしていきます。

めぐみ館担任 榎本かな