のぞみ寮通信

大望館

2018/03/07

大望館通信 2018年3月6日 第257号

<感 謝>

 48回生N君のラストメッセージを紹介します。

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 みなさんは、小学校中学校と卒業していますが、僕の場合、まともに卒業するのはこれが初めてなのです。小学校も中学校もろくに通わなかったので、僕の中で卒業したという感覚がありませんでした。でも今は、やりきったぞという思いが僕にはあります。

 

 僕がこうして卒業できたのには理由があります。それは、寮生だったことです。 

 

 もう1つ大きな理由があります。それはみんなが仲間でいてくれることです。 

 

 僕は寮に入ってきた最初の頃、みんなと距離を置こうとしていました。しかし、それでもお構いなしに、君達はズカズカと関わってきました。そのうち僕は君達と距離をとるのをやめました。 

 

 どんな事をしても心の底から嫌われることはないという安心感がこの寮にはありました。その安心感のもとで高校生活を過ごせたことは、僕が敬和で成長するために大きな役割を果たしてくれたと思います。

 

 そう、僕はみんなのおかげで卒業できました。

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 彼に限らず、寮生のラストメッセージでは、必ずと言っていいほど『人との関わり』が話に出てきます。

 3年間で、仲間と本気で向き合ったこと、家族との葛藤、成功談や失敗談、様々な話を聞かせてもらいました。

 その中で48回生に共通していることがありました。それは誰かに『感謝』をしていること。そして私が改めて学んだことは『感謝することの大切さ』です。

 

 何事においても、感謝の気持ちは大切です。人はどんな時も、人からサポートを受けているもの。私自身、今の自分があるのは、彼らと出会い以外に他なりません。これからの歩みの中でこの『感謝』することの大切さを胸に、大望と共に歩んで行きます。ありがとうございました。(山﨑)

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