のぞみ寮通信

大望館

2017/07/18

大望館通信 2017年7月17日 第252号

<新年度第1号通信>
 今年度より大望館担任に就任しました、山﨑飛鳥と申します。昨年度から寮にお世話になっておりましたが、今年度から正式な寮務教師になり、寮の先生方がいかに多くの仕事をしながら生徒と向き合ってこられたか、実際に日々過ごす中で痛感し精進している日々です。遅くなりましたが、4月からの大望生の様子をお伝えいたします。(山﨑)

 

<新入生紹介>
 新年度のスタートは、開寮礼拝までに全員が無事に戻ってきたこと、そして何より誰一人として帰寮時間に遅れなかったことが素晴らしかったです。まずは最高のスタートが切れました。
 新しい学年になり3年生はあと1年で卒業、そして進路も決めなければいけません。2年生はクラス替えでガラッと学校生活が変化していく中、1年生への指導等もしていかなければいけない立場になりました。どちらの学年も昨年より濃密な1年となることでしょう。さらに有意義な敬和生活を送ってほしいと思います。
 今年度の大望館には、11名の仲間が新しく加わりました。ようこそ大望館へ!個性豊かな先輩達に囲まれての生活は、慣れたでしょうか?まずはこの慌ただしい前期を乗り切って、大望館が心休まる場所となってほしいと思います。(山﨑)

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<寮祭>
 どうなるかと不安だった寮祭も1・2年生の頑張りのおかげで無事に乗り切り、長く感じた4月も終わりました。 2年生は、入ってきたばかりの初めての後輩たちに、自分たちが準備した劇の指導をします。1年生達は同じく入ってきたばかりの寮の仲間と一緒にその練習をします。時間も限られています。互いの協力なしでは上手くいきません。
 寮祭を通して、一人ひとりの生徒が変わるきっかけになれば成功なんです。指導する2年生が先輩として自覚を持つことが出来るようになった。寮生活に不安を抱いていた1年生が「寮って楽しいかも?」って思えるようになれた。そして何よりその変化と成長を来てくれたお父様、お母様にお見せすることが出来ました。(山﨑)

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<定期テスト> 
 このテスト期間の寮での雰囲気を感じてみてどう思ったでしょうか。テスト週間になると、大望生はさらに勉強に対する姿勢が変わります。多くの人が感じてもらえたと思いますが、この時期の大望生は本当に熱心に勉強します。まさかあの人があんなに勉強するなんて!……と思った人もいるかもしれません。そんな先輩達の姿に、背中を押された人も多かったんではないでしょうか。さらにホールの消灯時間が延び、そこで勉強する人の多さにビックリしたり、夜食が食べられたりと、みんなで立ち向かうイベントのような雰囲気も感じられたんではないでしょうか。
 テストは結果も大切でが、それまでの過程も同じくらい大切だと思います。例えその努力が点数に表せなくても、決して無駄ではないはずです。積み重ねが後々生きてきます。また、勉強は学生だけがするものではありません。卒業して大人になってからも勉強の毎日です。いろんなことを勉強し、いろんなことを吸収していくことが出来る人になるためにも、日々の積み重ねが大切になってくると思います。 (山﨑)

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<フェスティバル>
 改めて思い返しても、大望生の活躍を様々な場面で見ることができました。印象的だったのは、「もう終わりだ……」とフェスティバル前日に話していたダンスチーフのO君が、終わってみれば達成感や充実感でいっぱいの表情を見せてくれていたことでした。自分のできる精一杯のことをやりきったという良い表情でした。また、表舞台には出ずとも、影でフェスティバルを支えている人もいました。パネル補助のS.T君は、紙とペンを握り、パネルのデザイン、制作過程を毎日考え続けている姿が印象的でした。パネルチーフが表彰台に立っていられたのも、彼の裏での活躍があってこそだと思います。この影の功労者にも拍手を送りたいと思います。
 みんなが様々な場面で一生懸命になって、フェスティバルに関わろうとしている姿は本当に輝いて見えます。他の連合と競うことで順位も出来てしまいますが、成績とは関係なく、一生懸命になれた人は胸を張っていいと思います。このフェスティバルを通して、また一つ成長できた人も多いと思います。ここで得た自信、経験等を活かして、今後の敬和・のぞみ寮での生活に励んでほしいと思います。(山﨑)

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