自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2010/05/30
< ジャガイモの芽が出てきたよ >
光風館の前にある畑がにぎやかになってきました。そうなんです。
ジャガイモが一斉に芽を出してきたからなんです。今年、「種イモ」として植えたのは「男爵」と「メイクイーン」という品種です。ジャガイモはとても身近な食材ですが、この「男爵」と「メイク―イン」の違いを言える人はいますか?まず、形ですが「男爵」は球形でゴツゴツとしていてくぼみがあるのに対して、「メイクイーン」は細長い長卵形でツルリとしていてくぼみが少ないのが特徴です。色ですが、「男爵」は皮が黄白色で身は白です。一方、「メイクイーン」は皮、身ともに淡黄色をしています。肉質ですが、「男爵」はデンプン質が多く、ホクホクしていて食味がよく、煮崩れしやすいのが特徴です(だから、コロッケやポテトサラダ、マッシュポテトなどの料理に適しているんだって)。これに対して、「メイクイーン」はデンプン質が比較的少なく、ねっとりしていてきめが細かく、やや甘みがあり、煮崩れしにくいのが特徴です(肉じゃがやシチュー、炒め物などの料理に適しているんだって)。同じジャガイモでもこんなにも違いがあるんですね。
さて、光風館前の畑には、ジャガイモだけでなく他の野菜の苗も植わっています。キュウリ、ズッキーニ(キュウリの仲間だよ)、トマト、ナス(調理のおばさん、Y.R.さんから立派な苗を沢山いただいたんだよ)、パプリカ(赤色と黄色のやつね)、唐辛子(虫除けの効果があるんだ)と、ジャガイモを含めて全部で7種類の野菜になります。これから日が長くなり、気温が高くなってくるとグングンと生長してくるはずです。夏休み前には収穫できるものもあるはずですから、たくさん採れたら調理して皆で食してみましょう(やっぱり、カレーかな?!)。
さあ、このエッセイで書きたかったことがもう一つあるんです。それは、この野菜の栽培に関わってくれている人のことです。光風館の皆は、ツナギを着て畑をウロウロしている姿を目撃しているはずですから知っていますよね。3年生のTくんのことです。実は、彼は将来、農業に関わる仕事に就きたいと思っているんです。そして、農業を学ぶために、農業系の専門学校、あるいは農学部をもつ大学へ進学したいと考えているんです。でも、本人曰く、ご両親はあまり賛成してくれていないそうです。ハッキリとした理由は分かりませんが、ただ、農業は大変な仕事であり(生けるものを扱う仕事は、どれもみな大変なんだ)、農業従事者の多くが経営的に苦しい状況にあることを考えれば、ご両親があまり賛成されていないのは何となく分かるような気がします。
しかし、私はこう思うのです。Tくんに限らず、光風館の皆は将来、何らかの仕事で生活の糧を得ていくことになります。だとしたら、できれば嫌なことをいやいやながらやるよりも、好きで好きでしょうがないことをやる方が絶対にいい、と。お金ももちろん大事ですが、「やりがい」、あるいは「充実感」といったものの方が、もっと大事であるように考えます。ですから、私は、光風館の皆には将来、自分の好きな仕事、自分に向いている仕事で生活の糧を得る人になって欲しい、そう願っています。
Tくんにとって、「農業」が、本当に好きな分野だと言えるのか、または自分の能力や性格に向いている仕事だと思えるのか、それは私にも判りません。ですから今から一カ月ほど前、私は彼にこんな話をしていました。「本当に、自分は農業が好きなのか、自分に農業は向いているのか、それを確かめるべく光風館の畑で野菜を育ててみないか?」と。彼の返答は「やってみます!」でした。こういう理由で、Tくんは今、光風館の畑で汗を流すようになっているのです。
前号の光風館通信で、私は「進路を見定めていくために、具体的な行動を起こしていこう」と書きました。これもその一つだと思います。本人がどのように感じているのかはわかりませんが、私は、Tくんは農業に向いているのではないか、そんな風に思い始めています。彼は、朝早く起きて畑に水をやることができます。土や肥料(牛糞だよ)で汚れることも厭いません。耕しや草むしりなど地道な作業をコツコツとすることができます。支柱立てや畝づくりなども丁寧にできます。そして、何よりも植物を愛おしそうに扱っています。まさに農業にピッタシの人材ではないかと感じています。光風館前の畑でいろんな野菜が収穫できる頃、Tくんが、「進路選択」という別の収穫もしてくれることを祈りたいと思います。
(岩原)
< 楽しくて素敵な「フェスティヴァル」を迎えるために…>
「フェスティヴァル」が近づくと、私は少し心配になってきます。何がって?皆が、羽目を外しすぎて、問題行動や事故を起こしたりしないだろうかと心配になるんです。「フェスティヴァル」はその意味の通り「祭典」、「お祭り」です。だから、気分が高揚してくるのは、ある意味当然のことです。でも、日常の生活にメリハリをつけられずに、浮ついたり、注意散漫のままでいたりすると問題行動や事故が起きてしまうことになります(事故だと大怪我をすることにもなってしまうんだよ)。過去には、問題行動や事故によって「フェスティヴァル」に参加できなかった先輩が何人もいました。気分を盛り上げていくのは大事ですが、時と場所と場面をわきまえることを忘れずに、自分の行動を律していって欲しいと思います。
(岩原)
< 礼拝のお話し >
K.S.(2年)
みなさん、こんばんは。14室のKです。今日は処罰について話したいと思います。たぶん、皆さんのほとんどが車を運転するようになるんだろうと思います。しかし、間違った運転をすると処罰されます。これと同じように高校野球も間違ったことをすると処罰されます。野球部は、毎年夏に山形県のある高校で2泊3日の合宿を行ってきました。しかし、今年はそれが中止になりました。理由は、この高校の上級生が下級生に暴力行為をし、半年間、対外試合の禁止という処分を受けたからです。半年というと、3年生は夏の最後の大会に出場できずに引退しなければならないことを意味します。このようにどんな理由があっても、決して暴力で物事は解決しません。むしろ自分たちにとって悪いことしかありません。みなさんは、どうでしょうか。「あの先輩がムカつくから、あの先輩が嫌いだから」という理由だけで暴力はしないでしょうか。暴力をしても得することは何もありません。だから、決して暴力をして、処分されないように気をつけましょう。
Y.Y(1年)
みなさん、こんばんは。1室のYです。今日はテストのことについて話したいと思います。皆さん、テスト勉強の調子はどうでしょうか。僕たち1年生にとってはじめてのテストになるので、僕は少し緊張しています。中学生の頃、僕の成績は良くなく、よく親に怒られていました。ですから、テストが近づくといつも不安になったり、緊張したりしてしまいます。勉強をしようと思ってもいつもマンガやゲームなどに目が向いてしまい、テスト勉強ができませんでした。でも、この寮には先輩や友達がいます。ですから、高校でのテストは先輩や友達に勉強を教えてもらうことができます。中学校時代の自分とは、気持ちを入れ替えて、勉強にしっかりと集中して取り組んでいきたいと思います。明日からは2・3年生のテストが始まります。明後日からは僕たち1年生のテストが始まります。みなさんも、しっかりテスト勉強をしてテストをがんばりましょう。
T.K.(1年)
みなさん、こんばんは。2室のTです。今日は目標をもつことについて話したいと思います。僕は、中学校時代、努力することがあまり好きではなく、運動は苦手、勉強はできない、といったビミョーな生徒でした。一応、勉強はしていたのですが、それがテストの結果に結びついていたかというと、そうでもありませんでした。実は、そんな自分を変えたのは、「一緒に敬和に行こう!!」と誘ってくれた友達でした。特に、行く高校がまだ決まっていなかった僕は、その友達の誘いをきっかけに、勉強ができないなりに目標をもち、中3の頃は頑張って過ごすようになりました。
この経験から、目標をもつということは自分を動かすことになるんだなあ、ということに気付きました。そして、「一緒に敬和に行こう!!」と言って僕に目標を与えてくれた友達に感謝したいです。皆さんも、何かに取り組むとき、目標をもって取り組んでみてはどうでしょうか。
N.M.(1年)
みなさん、こんばんは。3室のNです。今日は「準備する」ことについて話したいと思います。皆さんは何か事を始めるときにしっかりと準備していますか。今日は、2・3年生にとってはテスト2日目で、僕たち1年生にとってはテスト1日目でした。みんな、自分の力を精一杯出したと思います。しかし、テスト勉強をしっかりしていた人とそうでない人では、やっぱり結果に差が出てきてしまします。これも、やっぱりテスト前の準備をしっかりやるかやらなかったかだと僕は思います。そして、部活をやっている人は、毎日練習をすると思います。これも試合や大会でよい結果を残す準備をしているのだと思います。準備をしていると、それがイメージトレーニングになり、自分に自信がつくのだと思います。最終日の明日のテスト、試合や大会、そしてもうすぐ始まるフェスティヴァルに向けて今からしっかり準備をしていきましょう。